「不登校は不幸じゃない」「学校なんて行かなくていい」と訴える不登校のyoutuber「少年革命家」ゆたぼんのことが話題になっている。
それに関連して父親の中村幸也(なかむら・ゆきや)氏にも注目が集まっている。
父親の中村幸也氏を中心とした関連情報を調べた。
ゆたぼんは不登校youtuber
ゆたぼんは自分のYouTubeチャンネル「少年革命家ゆたぼんチャンネル」内で自分の不登校や不登校一般について思うところを主張する動画をアップしている。
不登校動画①「不登校は不幸じゃない!」
2018/08/19 アップの動画。現時点で再生回数189,898 回。
昨日は見た時点では高評価469、低評価4,338と10倍の差だったのに今日は高評価859、低評価がなんと12,892と100倍の差がつくほど低評価が伸びている。
動画内容
動画の内容はタイトル通り「不登校は不幸じゃない」「ぼくは学校に行かない間、色んな人と会うことができてむしろ楽しかった」、そして1分10秒ごろ「2020年4月に1人でピースボートに乗る」という宣言をしている。
そのことで不登校の子供たちに「不登校でも頑張ればできるということを見せたい」と言っている。
不登校動画②「ロボットになるな!」
こちらは『【ロボットになるな!】不登校の天才YouTuber「麦わらのゆたぼん」』というタイトルの動画。
こちらの方が比較的新しい動画で、2018/12/03 アップ。
現時点で再生回数89,896 回
評価は高評価461に対して低評価5210と今のところ10倍差に留まっている。
たぶん先に挙げた動画より見つかりにくいからだと思われる。
動画の内容
こちらの動画内ではゆたぼん自身が不登校になった経緯などを語っている。
Yahoo!ニュースにもなった「不登校の理由が宿題を拒否したこと」というのはこの中で語られている。
動画の内容は次の通り。
- 動画撮影時は9歳で小学4年生。(ネットニュース配信時には10歳だった)
- 3年生の1学期くらいに不登校になった。
- その理由を「まわりの子たちがロボットに見えたから」と説明。
- 親や先生の言うことを「はいはい」と聞いているのがおかしいと思った。
- そのことで宿題に疑問を持ち、やらなくった。
- 居残りさせられ先生に叩かれた(批判されたという意味ではなく、物理的にらしい)。
- 先生は叩いたのに「叩いてない」と嘘をついた。ゆたぼんの父母もそれを怒った。
- それで先生は「宿題はやらなくていい」と言ったが、今度は休み時間にやらされた。
- 「話が違う」とゆたぼんは反発。
- 友達と遊ぶ約束をしていたが、友達は「宿題やってないやつとは遊ばない」と仲間外れにされた。
- ゆたぼんは「宿題と遊びは関係ないやん!」と反発。
- 宿題をやったら「自分までロボットになってしまう」と思う。(その日はそのまま帰宅)
- ゆたぼんのパパママも「学校行きたい時だけ行ったらいい」と言う。
- そこで学校に昼飯(給食?)だけ食べに行ったら友達に「セコイ」「ズルい」と批判されたので、ゆたぼんは「それならお前もやったらええやん」と言い返して帰る。
- ラジオ出演した話。(ゆめのたね放送局)
- インターネットラジオ「ゆめのたね放送局」のことを熱弁。「インターネットが繋がれば世界中で聞くことができる」
- 「ラジオのパーソナリティになりたい」という夢を語る。
- 自分は不登校でも楽しんでいるが、不登校で悩んでいる子もいる。中には自殺する子もいるので、ラジオパーソナリティになって「死ぬくらいなら学校に行くな」と勇気を与えたい。
- ピースボートに乗るという夢がある。
- それよりもっと大きい夢は、不登校や世界を見たい子供のために、子供1,000人を集めて、子供だけが乗れる「子供ピースボード」を作ること。
- 世界中を見て、世界中に友達を作り戦争をなくしたい。
- 子供でも活躍できる世の中を作りたい。
- 「ゆめのたね放送局」の最年少パーソナリティになるために49,000円必要で、それをポルカ(身近な友人や知人、TwitterなどのSNSのつながりのなかでお金を集めることができるアプリ)を使って8日で集めた。支援してくれた人に感謝。
- 子供も大人も自由に生きていけばいいと思う。
ゆたぼんの父親・中村幸也の経歴は?
ゆたぼんの父親の・中村幸也(なかむら・ゆきや)氏は、その著書『あきらめる勇気』の著者紹介では次のようなプロフィールとなっている。
- 大阪府茨木市生まれ。
- 中卒で元暴走族。
- 恐喝、窃盗、傷害、暴走、喧嘩、シンナー、麻薬、覚醒剤などの悪さをしていた。
- 心を病んで一時はうつになったことも。
- 日本メンタルヘルス協会の衛藤信之と出会い、2010年から心理カウンセラーに。
一方でTwitterのプロフィールは下記。
2018年6月に大阪から沖縄へ移住🌈心理カウンセラー🌈あきらめる勇気の著者🌈講演会の講師🌈自由人🌈少年革命家ゆたぼんのパパ🌈五児のパパ✨2019年5月25日(土)第2回親子講演会開催決定‼️令和元年!自由に生きるのに遠慮はいらない!人生は冒険だ👇
引用:Twitter
過去には禁煙の情報商材も販売
先の「禁煙カウンセラー」という肩書が外れている。
禁煙カウンセラー時代は「リラックス禁煙法」なる情報商材を販売していたという。
価格は17,800円だったが現在は販売していないようだ。
長女のみ自立を決意
ゆたぼんをメインとした「少年革命家ゆたぼんチャンネル」には、ゆたぼん以外の姉妹も出演している動画があるが、子供たちは全部で4人いる。
ゆたぼん以外の子供たちはみんな女の子らしい。
しかし幸也氏の子供は、Twitterのプロフィールにも「五児のパパ」とあるように全員で5人である。
その理由は、もともと大阪に在住の中村幸也氏一家が、2018年6月に沖縄に移住した際、長女だけ一人自立を決意して沖縄には来なかったという。
幸也氏のブログには次のような記事があった。
最初は長女も行くと言っていたのですが、四月になって急に行かないと言い出し、自立すると言って先月家を出ました。
それまでは長女をメインにして計画を練り、兄妹も凄く頑張ってきたのですが、長女が途中で投げ出した為、すべての計画を白紙に戻す事に・・・。
予定していたクラウドファンディングも中止し、再度、長女以外の家族六人で一から計画を練り直しました。
もともとは今の生活基準を保ったまま沖縄に引っ越したいと考えていましたが、「引っ越せるならなんでもいい」という意見で一致したので、そうする事にしたのです。
わがままで贅沢な長女が抜けた事で、家族会議もスムーズに進み、まずは家の中にあるほとんどの物を処分する事にしました。
(略)
そして引っ越し先の家の間取りも、今の半分の間取りにしたので、家賃も今の半分です(笑)
この辺も長女以外の子どもたち四人が、納得してくれたおかげです。
(略)
ちなみに長女は自立して生きる道を選びました。生き方に問題があるとしてもこの年で自立できるのは大したものです。
ネットでは「長女をメインにして計画を練り」という言葉から、もしかして本来はYouTubeチャンネルのメインは「ゆたぼん=中村逞珂(ゆたか)」ではなく、その長女だったのでは?という噂もささやかれている。
長女の年齢に関しては未確認の情報で「18歳」と言われている。
「わがままで贅沢な長女が抜けた事で、家族会議もスムーズに進み」という言葉には、意に沿わなかった長女への怒りがにじんでいる。
最後の「生き方に問題があるとしてもこの年で自立できるのは大したものです」という言葉には思わず「生き方に問題があるのはもしかしてアンタの方なんじゃないか?」と言いたくなる。
しかし憤りを抑えて、自立を決意した長女のために何とか最低限のエールを送ろうとしたのかもしれない。
長女の画像?
ところで長女の年齢について推測できるような写真・画像を幸也氏のブログから探してみた。
- 写真①(2017/04/06)制服を着ている少女の後ろ姿が映っている。
- 写真②(2018/03/20)左手を挙げている女の子が長女かもしれない。
- 写真③(2018/03/22)写真②から左側へ2回クリックすると出てくる写真、明るい茶髪に染めている女性が長女?
写真①の少女が長女だとすれば、およそ二年前の写真なので、高校一年だとしても18歳という年齢は妥当だと思われる。
ちょうど高校を卒業して自立を決めたということなのかもしれない。
※続報:長女は以前「少年革命家ゆたぼんチャンネル」に出ていたことが分かった。

西野亮廣オンラインサロンにも参加
中村幸也氏とゆたぼんは西野亮廣のオンラインサロンにも参加しているようだ。
昨日は西野亮廣さん@nishinoakihiro の講演会があった!俺もスタッフになって手伝った!パパの本8冊も売れた!楽しかった!人生は冒険だ‼️#沖縄#西野亮廣#ユインチホテル pic.twitter.com/DJeLDglRNP
— 少年革命家ゆたぼん@5.25親子講演会 (@yutabon_lucky) November 24, 2018
しかもなんと西野亮廣の講演会で、西野の絵本と幸也氏の『あきらめる勇気』が一緒に売られている写真まであった。
出典:Twitter(上記ツイート)
最後に
ある意味では、ゆたぼんを今まで以上に応援したくなった。
ゆたぼんがYouTube動画などで言う「人生は冒険や!」という決めセリフも中村幸也氏が考えたもののように見える。
ゆたぼんの不登校や父親の幸也氏について直観的におかしいと気付くことのできた人の多い一方、なぜか私は最初、善し悪しの判断がつきかねた。その理由について、ふと、もしかしたら自分の父親もおかしな人物であるせいかもしれないと思った。
私は相変わらず、ゆたぼんや幸也氏についてどう判断すべきなのか、迷いを感じる。
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