宮迫・ロンブー田村亮の謝罪会見を受けて開かれた吉本興業・岡本昭彦社長の会見では、吉本役員として知った顔の方もいましたが、今まで見たことのない人も複数登場しました。
会見に出た弁護士や司会者は誰だったのか?
岡本社長の会見に出席した、岡本社長以外の吉本興業側の人間4人が誰なのか調べました。
吉本興業社長会見の司会者は笠井陽介
司会者は司会だけでなく社長の代わりに代弁するなど、積極的に会見の重要な部分に関わっていました。
この司会者は、(吉本興業ホールディングスではなく、その子会社の)吉本興業の執行役員・笠井陽介(かさい・ようすけ?)氏だとされています。
出典:吉本興業 役員
会見では肩書を「広報室長」とされています。
態度が威圧的だとして、会見を見ている人からの評判はあまり良くないようです。
藤原寛・吉本興業副社長
藤原寛さんは「ガキ使」のおかげで知っている方も多いと思いますので、説明は不要かもしれませんが、いちおう説明しておきます。
藤原寛さんによるPERFECT HUMAN
1発目で間違えるかね?😩#ガキの使い #パーフェクトヒューマン pic.twitter.com/PPJADycfVk— たくま (@DESTINO_0403) December 19, 2016
ダウンタウンのマネージャーだったこともあり、その時は吸い終わったタバコの箱を潰すや否や新しい箱を渡すなど、気遣いが「過剰」としてネタになっていました。
吉本興業の副社長
しばしば混同されていますが、吉本興業ホールディングス株式会社と吉本興業株式会社は別組織で、前者が後者の上部組織で親会社です(後者は前者の子会社)。
藤原さんは後者の吉本興業株式会社の副社長で、前者の吉本興業ホールディングス株式会社の役員としては(令和元年6月21日時点のものには)名前が記載されていません。
また藤原さんは一時期「(現在の吉本興業株式会社である)よしもとクリエイティブ・エージェンシーの社長になった」という話がありましたが、いつの間にか「副社長」に降格しています。
出典:吉本興業 役員
会見での藤原氏
会見では、「(宮迫・亮らの謝罪会見などは見送って)『静観』しよう」という言葉を使ったということに関して質問されたシーンで初めて登場します。
宮迫・亮らが「お金を受け取った」とあらためて報告してきた時、宮迫はまだはっきりお金を受け取ったか曖昧だったということ、また今まで聞いていた話とあまりに違ったので戸惑ったということを話しています。
小林良太弁護士
小林良太弁護士は「吉本興業ホールディングスの法務本部長」だということです。
「法務本部長」というのは、社内の法律専門家のようなものでしょうか。
しかし「令和元年6月21日」時点での吉本興業ホールディングスの役員のところに名前は見えず、なぜか「株式会社よしもとミュージック」の取締役のところに名前が見えます。
出典:吉本興業 役員
以前の「吉本興業ホールディングス」役員に名前が見られないことから、今回の吉本興業にとっては大事件といえるスキャンダルの中で、弁が立ち落ち着いているということで引き立てられて、出世したのかもしれません。
会見での小林弁護士
小林弁護士は、先の宮迫・田村亮会見で出た、「在阪・在京五社は吉本の株主だから大丈夫だから」という発言について質問されたところで、岡本社長から回答を振られる形で初めて出てきます。
小林弁護士は田村亮さんから「生中継したい」と言われ、亮さん側の弁護士に「生中継するとしてもどういった時間帯にするのかを配慮しなければならない」という意味で伝えたとしています。
中村聡太・マネジメントセンター長
最後に、藤原寛副社長の隣に座っていたマネジメント本部、マネジメントセンター長の中村聡太氏が、藤原氏に続いて、普段の上司としての岡本社長について擁護的に話をしました。
中村聡太氏は吉本興業ホームページの(令和元年6月21日時点の)役員表には名前が載っていないですが、会見では「マネジメント本部、マネジメントセンター長」と紹介されています。
羽根田みやび・取締役
また他の出席者に比べればカメラにはほとんど映らず、発言も少なかったですが、女性の役員で「羽根田みやび」という方が冒頭の司会だけ担当しました。
羽根田みやびさんは吉本興業の取締役だということです。
出典:吉本興業 役員
吉本興業・岡本社長会見に出席した6人
会見に出た全員を並べると、
- 岡本昭彦・吉本興業社長
- 笠井陽介・吉本興業執行役員(司会)
- 小林良太・吉本興業ホールディングスの法務本部長(弁護士)
- 藤原寛・吉本興業副社長(向かって岡本社長から右側に)
- 中村聡太・マネジメントセンター長(向かって岡本社長から右側に)
- 羽根田みやび・吉本興業取締役
吉本は岡本社長含め、合計6人態勢で会見に臨んだということになります。
岡本社長だけに答弁が集中しないよう万全の態勢で臨んだようです。
答える内容がより複雑だったからなのかもしれませんが、2人だけでほぼすべて話した宮迫・亮の会見を思うと、岡本社長はかなり心細かったんだろうな、ということが伺えます。
以上になります。