2019年5月23日夜、愛知県名古屋市中区栄四丁目付近で、繁華街で衆人環視の中、殺人事件が発生しました。
加害者は山城清幸(やましろきよゆき)容疑者、48歳。
被害者は榊原淳次さん(46歳)。
被害者の榊原さんは死亡、一時は逃亡した山城容疑者も5月25日23時15分頃に逮捕されています。
【路上で男性刺され死亡 男逮捕】https://t.co/juUKwpHGXs
名古屋市中区の路上で25日夜、知人の男性を刃物で刺すなどして現場から逃走したとして、48歳の無職の男が殺人未遂の疑いで現行犯逮捕された。現場は繁華街で、当時大勢の人で賑わっている中での犯行だった。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) May 25, 2019
名古屋の栄で殺人事件
動機については「相当な恨みがあった」と供述しているようです。
名古屋・栄の繁華街で男性が襲われ死亡した事件で、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された男が「男性に相当の恨みがあった。殺そうと思った」と供述していることが26日、捜査関係者への取材で分かった。愛知県警中署は、男は名古屋市南区の無職山城清幸容疑者(48)と明らかにした。2人の間にトラブルがあったとみており、容疑を殺人に切り替えて捜査する。
中署によると、死亡したのは山城容疑者の知人で、同市、職業不詳榊原淳次さん(46)。山城容疑者は飲食店から出てきた榊原さんを襲ったという。榊原さんは、みぞおち付近に刃物が刺さったままだった。
中署は26日、詳しい死因を調べる。
引用:「被害者に相当の恨み」と供述 名古屋・栄の襲撃事件
⇒【閲覧注意】ツイッターの動画(削除済)
事件現場からゲイ同士の喧嘩という憶測も
事件現場が繁華街でゲイバーなどがあったことから、当初はゲイ同士の事件という噂が飛び交いましたが、実際には暴力団関係者による事件だったようです。
事件現場は1963年まで中京女子短期大学が付近にあったことから、地元の人に「女子大」「女子大小路」と呼ばれており、そのことで余計に誤解を生んだのかもしれません。
最新の情報では、二人は暴力団関係者だということが言われています。
名古屋栄殺人事件の動機は?
事件についてこのようなメールが出回りました。
名古屋の殺人事件は女とシャブ絡みらしいな。道端でメッタ刺しなんて怖くて夜はお外歩けないぜ? pic.twitter.com/J76NaD8lpq
— Z李 (Jet Li) (@Kiss0fthedrag0n) May 26, 2019
出典:Twitter
伏字の部分は(私が隠したのではなく)Twitterに挙げた人が加工したか、加工したものが出回ったみたいです。
加害者の山城は警察に「相当な恨みがあった」と供述したそうですが、これによると、その一番最初のきっかけは、加害者の山城清幸(48)が懲役に行っている間に、女性を被害者・榊原淳次(46)にとられたことだったといいます。
伏字が多いので細かい事情をくみ取るのは難しいですが、2人が暴力団関係者だということ、また「榊原も元々は山城と同じ〇〇会の関係者」「鞍替えした」ということから、被害者の所属勢力の移籍にともなって、かつての恨みも重なってトラブルに発展した可能性があります。
そして事件にはシャブ(覚醒剤)もからんでいるそうです。
被害者・榊原淳次は二代目竹中組傘下の組織関係者?
唯一具体的な組織名が出ている被害者・榊原が関係する「二代目竹中組」を調べると、六代目山口組の二次団体で、その下に直参(子分・舎弟)が約31名います。(参考:ヤクザwiki)
消していない字に「二代目竹中組 二○○○○の関係者」と、「竹中組」の後ろにも「二」という文字が見えるので、二代目竹中組傘下の「二代目○○会・組」(三次団体)の関係者だと思われます。
しかしそれも調べると二代目藤正会・二代目青木組・二代目篠原会・二代目西岡組・二代目播磨総業など色々あるので絞り切るのは難しそうです。
山城清幸と榊原淳次は元ヤクザ組員?
二人の肩書に関して「元」という字があるので、両者とも、今は正式に組織に所属していないが、付き合いやシノギをヤクザと一緒にしていた、という可能性があります。
止めに行ったのは女性だけ
止めに行ったのが二人の女性だけだということも物議をかもしています。
殺人事件があがってるから見たら名古屋で人刺す動画があがってる。
周りが逃げる訳でもなくたたずんで見てる光景も異様で、鉄パイプと刃物で男を刺すガタイの良い男を止めに行くのが全員女だけってところが…。— Mさん (@M91102885) May 25, 2019
名古屋の殺人事件動画、女の人2人が犯人に話しかけてるじゃん。周りに沢山人がいて男の人達いたのに、、本当に日本終わってる
— mona (@ky112w) May 25, 2019
名古屋殺人事件の動画を見たアメリカ人の友人が
「なぜ日本人の男性は、止めさせようとしないのか?アメリカなら必ず誰かが止めに行く。
日本人の男性は臆病者なのか?昔の日本人はもっと勇気があったでしょ?」と言った。
確かに犯人に近付いて、止めさせようとしたのは女性だけだ。— くまちゃん (@2nd_kansai) May 26, 2019
名古屋の殺人事件で止めに入った女性2人、なんかもてはやされてるけど、あんな状況で興奮した犯人に近づくなんて命知らずなただのバカ。
自分の身が危険に晒されるってことを想像できないんだろうね— ぽんちゃん (@kyoeimizugifeti) May 27, 2019
止めに行くのは危険、止めに行った女性は状況が分かっていないだけ、という言葉は情けないですね。
私には「自分は止めに行けない」と思う男性の負け惜しみに聞こえます。
以前、新幹線の中で女性が強姦されても誰も止めなかったというニュースを思い出しました。これが日本なんだなと思います。
敗戦の傷を誤魔化し誤魔化し、戦わないことが利口で、戦うこと・危険を冒すことは愚かだと言い続け、完成した社会がこれなんだろうと思います。
もちろん、現場にいたら私が止めに行けたかというと、微妙だと思います。
でもせめて、そのことを情けないと思う感性だけは持ち続けたいものですね。
以上、名古屋・栄の殺人事件の情報でした。