久保広海『所沢のタイソン』感想【一部ネタバレ注意】瓜田の話や内容について

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久保広海『所沢のタイソン』を読みました。

一部軽いネタバレも含みますが、売り上げに差し障らない程度に抑えるようにして、本の印象やどんなことが書いてあったかをまとめました。

前提条件として、私は所沢のタイソンの動画をすべて見ているわけではないことをご注意ください。例えば、「初耳」という時にも別の人は動画で知っている可能性もあります。
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久保広海『所沢のタイソン』を読んだ感想【一部ネタバレ注意】瓜田の話や内容について

幼少期~20代前後まで

まず幼少期~20代前後までの話ではとにかく悪さ、特に喧嘩の話が多いです。

また幼少期の傍若無人ぶりも想像を超えており、タイソンに殴られた方が思わず気の毒になるようなエピソードもしばしばです。

小学生時代の野球については想像以上に熱心にしていたらしく、父親は必ず夜に2時間ほどタイソンに野球の練習をさせるのが日課だったという、某野球選手の幼少期エピソードみたいなものも出て来ます。

幼少期のエピソードでは、ガキ大将だった久保広海に母親が「みんなで何して遊ぶかをいつもヒロ一人が決めてるんだね」と悲し気に言われ、それから周囲に何をして遊ぶか聞くようになったというエピソードが印象的です。

喧嘩話の多さ

先述のように、ともかく幼少期から20前後までは、初耳の喧嘩話・既出の喧嘩話を丁寧にしているものを含めて、ともかく「喧嘩の話が多い」という印象です。

寿司詰めのように次から次へと喧嘩の話が出て来ます。

しかし一つ一つの話の尺は短いものが多く、それほど勿体ぶらずにサラリと書かれています。

(私もYouTube動画をすべて見ているわけではないですが)動画でしている喧嘩話を相手のイニシャル・細かい経緯などを記載して丁寧に話しているものも多いです。

また「年下は殴ったことがない」とするタイソンが、例外的に殴った後で相手が年下であることを知ったという話など、二・三個出てきます。

喧嘩話は幼少期から10代などは多くの話をサラリと書いており、最近のものになるほど記憶が確かだからか、丁寧に経緯などを書いているという印象を受けます。

木村兄弟の木村孔次朗とのタイマン、怪我の写真など

木村兄弟の弟・木村孔次朗とのタイマンの話も、YouTube動画内で話しているよりもう少し丁寧に説明されています。

内容について意外な部分はないですが、その時に喧嘩とはまったく無関係なところでしてしまった80針の怪我の写真を載せていることで、それが想像以上に痛ましいです。

そもそもタイマンに勝ったこと自体よりも、これほどの怪我をしながら木村兄弟の弟のようなビックネームとタイマンを張ろうという発想が出てくるのが不思議です。

怪我をした時に記念に写真を撮る習慣があるのか、他にも顔を刺された直後の写真や外国人グループに襲われた時の足の怪我の写真など、痛々しい写真が掲載されています。

写真は名前こそ載せていませんが、「歌舞伎町阿弥陀如来」藤井学と思しき人物とのツーショットも一枚掲載されていました。(『プロ格闘家Sとの戦いの直後』というタイトルの写真)

『所沢のタイソン』に瓜田純士の話はどの程度出てくるのか

多くの人が気になっているのは瓜田の話についてだと思います。

読む前に知ったAmazonレビューの噂では瓜田の話は「5割(半分)」説と「2割」説がありました。

瓜田の話は確かに多い印象ですが、公平に見て2,5~3割程度、どれほど多く見積もっても3,5割くらいだと思います。

これは本がほぼ完成に差し掛かっていた段階で逮捕され、その経緯の説明の部分が足されたせいで余計に多くなったのでしょう。

ただ話の中心はあくまで瓜田が絡んだタイソンのエピソードなので、瓜田絡みの話でもタイソンのその時の立ち回りについて書かれており、けして「瓜田本」という印象は覚えません。

一つ勿体ないのは、本の最後の締めの部分を瓜田の話で終わらせているところ。

逮捕の経緯説明を急遽付け足すことになったという特殊な事情によるのでしょうが、これが一部の人に「瓜田の内容が多い」と感じさせてしまう原因かと思います。

締めの部分を瓜田の話で終わらせているので、それで余計に読後感で「瓜田の話が多かった」と感じさせてしまうんじゃないでしょうか。

「瓜田の話が半分」としている人は明らかに誇張があるものの、中盤から瓜田の話が出て(様々な別の話題も挟みつつ)ラストが瓜田の話で終わるので、悪意がなくともそういう印象を覚えてしまう人もいるかと思います。

いわゆる「瓜田のダサい話・カッコ悪い話」について

そして、いわゆる「瓜田のダサい話・カッコ悪い話」についてですが、確かにそういう話は多々出ますが、もっと出だしから一方的にボロクソ書いているのかと思いきや意外とそうでもありません。

「U(=瓜田)はイケイケの時があると思えばそうじゃない時もあり、落差が激しく掴みどころのない男」という書き方もしています。

たとえば有名な極東会系事務所に金属バットを持っていき、扉をボコボコ殴ったというエピソードは、実は瓜田とタイソンの二人でやったことだそうです。

だから瓜田を誹謗するためにそういうエピソードを書いたというより、実際に彼が瓜田との関わりで経験したことを素直に書くと、必然的に「ダサい話」「カッコ悪い話」が多くなってしまうということだと思います。

瓜田のダサい話は確かに酷いには酷いです。

想像の少し上というか斜め上をいっています。

全部は書きませんが、たとえば瓜田が自分以上に目立つ人間に異常に嫉妬すること、また瓜田が「K兄弟(木村兄弟)の弟」の名を騙って脅迫したという話もちょっと出ています。

一番重要な「瓜田のタイソンへの裏切り」については、それまでも瓜田がタイソンを見捨てたことはあったものの、Amazonレビューでも触れられている通り、タイソンが人妻と不倫をしてそれを清算しようとしたことで起こります。

この時に瓜田はタイソンに二重のショックを与えています。

この時に瓜田がした一つ目のことももちろんですが、二つ目のことは「酷い」というか「汚い」ことで、事実だとすれば瓜田ファンには相当ショッキングなことかもしれません。

土下座写真の件は実際には動画を撮影していたそうで、謝罪時にタイソンと約束したことを瓜田が破っていたために、(おそらく動画を切り取った)写真を5分だけ鍵つきのインスタで流したらスクショされてしまった、ということだそうです。(内藤が話したように『着拒云々』ということは出て来ません)

瓜田エピソードについては、私は特に瓜田ファンでもアンチでもないので「そんなものか」という程度で、特別瓜田の評価が変わったということはないです。

しかし、瓜田が作り上げた「アウトローのカリスマ」という偶像を本気で信じている人にはショッキングな内容かもしれません。(そういう人がまだいるか分かりませんが)

意外だったことやその他のこと

それ以外で意外だったのは、『街録』第2弾でしていたタイソンが罪を被った「SNSが苦手な先輩」というのは、どうやらホーミーKEIではない別の先輩のことだということです。(動画5:55~逮捕の件について)

所沢のタイソン /100万再生バズの中 逮捕/ある人物への脅迫罪の真相/息子失踪で鬱10円ハゲ

私もそうでしたが、見た多くの人がそういう印象(ホーミーKEIだという印象)を抱いていたんじゃないかと思います。

またZ李がTwitterで出した「出し子」説についても「グレーな仕事だが人を騙すようなことはしていない」「ひどい印象操作」と強く否定しています。

画像:Twitter

あと瓜田との最初の出会いはオフ会ではないなど、ネット上のデマを訂正するための記述が多かったです。

最後に

結構いろいろ書いた風な記事に見えるでしょうが、これでも大事なところには触れておらず、記事内でスルーしてるエピソードもかなり多いです。

『所沢のタイソン』は幾つものエピソードを勿体ぶらずにサラリと書いているので、本の厚さ以上に中身は濃い印象を受けます。

そして面白いか面白くないかでいえば、そりゃ面白いです。

現在のAmazonでは星の平均値が3,5になってますが、瓜田ファンやアウトロー嫌いが無条件に低評価をつけることを考えれば、まずまずの総合評価なんじゃないでしょうか。

まだ購入していない方は気が向いたらAmazonのページを覗いてみて下さい。

(記事おわり)

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