東京山口組とは?会長は元直参で本部は秋葉原?株式会社として登記

『実話ナックルズ』2019年7月号には、『終わらぬ抗争に急展開か――謎の新組織「東京山口組』と分裂のいま」という興味深い記事が掲載されました。

東京山口組の実態は本職のヤクザですらほとんど知らないようで、記事はヤクザ専門のライターである鈴木智彦氏が書いていますが、鈴木氏が知り合いのヤクザに電話をしても「お前は馬鹿か」と笑われたほどだといいます。

しかし鈴木氏は、東京山口組の会長を名乗る男と会って話を聞いたようです。

いったい東京山口組とは何なのでしょうか?

東京山口組とは?

本部は秋葉原で株式会社として登記

鈴木氏のインタビューで、東京山口組の会長を名乗る男はこのように話したそうです。

「今、山口組は三つに別れてるじゃないですか。四つ目の東京山口組として、私が会長やってます。資金は豊富にある。会社も、紙を見せる。ファンドもしてます」

「東京山口組は株式会社で登記してます。今後合流してくる人間を加えると7千人を超えるはず。発足は1ヶ月前、本部は千代田区秋葉原です。ヤクザの時代は終わりだし、三つの山口組に対しても筋が通るし、関東の組織にだって株式会社なら問題ない」

引用:『実話ナックルズ』2019年7月号

東京山口組の会長は山口組、神戸山口組、任侠山口組の有名親分や在京団体の武闘派組長の名前を挙げて、それらの大同団結を説いたといいます。

平成30年末の時点の警察庁の発表では、準構成員を含めた場合、六代目山口組は約9500人、神戸山口組は3400人、任侠山口組は770人いるそうですが、東京山口組の会長の見込みでは、最終的に東京山口組は7千人超になるそうです。

また本部がオタクの街である「秋葉原」だというのは今風な感じがします。

東京山口組の目的は組織横断型のシノギか

しかしこの『実話ナックルズ』の記事は、「東京山口組」などという甚だ興味深いワードをめぐって書かれたにも関わらず、そこまで当の「東京山口組」に関して徹底して深堀りしているというわけではありません。

鈴木氏も期待して取材したもののそこまで収穫がなかったからなのか、記事の後半は(記事タイトル通り)山口組の分裂や與組長の刺傷事件などにスライドしていきます。

そのために東京山口組の実態についてはっきりしたことは分かりませんが、少なくとも言えるのは、その名前から連想するように、既存の団体を割って出て山口組、神戸山口組、任侠山口組とは別の新しい団体を立ち上げる、ということではないということです。

東京山口組会長の「株式会社として登記」や「ヤクザの時代は終わり」という言葉から、あくまでもヤクザ抗争を抜きにしたビジネス主体の組織であり、その目新しさは山口組・神戸山口組・任侠山口組という対立組織に関わらずシノギができるということではないかと思われます。

つまり推測するに、山口組・神戸山口組・任侠山口組といった対立軸にとらわれず、組織横断的に協力してシノギをできる団体・組織を作ろうというのが「東京山口組」の主旨なのではないかと思われます。

東京山口組の会長は元直参で末期のガン

いったい東京山口組の会長は誰なんでしょうか?

雑誌の中で東京山口組の会長は、詳しくは言えないと断った上で、「あるところの直参の会長をやっていた」と話したそうです。

それだけでは到底特定できませんが、「組長」ではなく「会長」というのがヒントになるかもしれません。

さらに、会長は癌(がん)で、医者には「余命三ヶ月」と宣告されており、癌の部位は、大腸・膀胱・脳だといいます。

しかしそれにも関わらず『ナックルズ』の記事で首から下が映された写真では、小指に指輪をはめた右手に火のついたタバコが…

もし近々、元直参会長の訃報が聞こえてきたら、その方が東京山口組の会長である可能性もあります。あるいは、取材の時点で「余命三ヶ月」という宣告を考えれば、この記事を書いている今現在、既に亡くなっている可能性すらあり得なくはないでしょう。

また東京山口の会長のインタビューは会長の自宅で行われたそうですが、会長の自宅は首都圏ですが都内ではなく、ごく普通のマンションだったとか。

以上になります。