2019年の箱根駅伝で東海大が総合優勝したことで、以前から注目を浴びていた現3年生の「黄金世代」の名がまた聞かれるようになった。
この「黄金世代」のメンバーについて調べてみた。
東海大学の「黄金世代」
「黄金世代」の由来
先述したように「黄金世代」とは東海大の現3年生世代のことを指している。
なぜこの東海大の現3年が「黄金世代」と呼ばれるかといえば、2015年の男子高校駅伝・花の一区を走った上位6人中5人がこの東海大に揃って来ているためである。
この6人とは上位から順に、關颯人、羽生拓矢(今回の箱根ではエントリーなし)、中島大就、鬼塚翔太、阪口竜平、館澤亨次であり、このうち中島大就を除く5人全員が東海大に入学している。
そのことで東海大のこの学年には、長距離走の実力者たちが団子のように固まることになった。
箱根駅伝2019の東海大のメンバー
例えば、今回の箱根駅伝を走った東海大のメンバーを見てみると、このようになっている。
1区:鬼塚翔太(3年)
2区:湯澤 舜(4年)
3区:西川雄一朗(3年)
4区:館澤亨次(3年)
5区:西田壮志(2年)
6区:中島怜利(3年)
7区:阪口竜平(3年)
8区:小松陽平(3年)
9区:湊谷春紀(4年)
10区:郡司陽大(3年)
ということで、走った10人中7人が現3年生の黄金世代である。
この黄金世代は、まず5000mを13分台で走れる実力者である鬼塚翔太、舘澤亨次、關颯人(せきはやと・今回はエントリーのみで未出場)の3名が東海大進学を決め、そこから中島怜利らがそれに続くように進学を決めたという。
そのために東海大学の3年に実力者が固まったという話だ。
(余談だが、この關颯人選手はルックスの良さでも早くから話題になっていた)
今回はエントリーだけで実際には走らなかった關颯人選手は、3年生の中心選手と言われている。關選手は実績では十分だが、当日の調子が小松や郡司ほど良くはなかったことから、両角監督は小松や郡司を出すのを優先したという。
また、エントリーだけで出場しなかった東海大学・黄金世代の3年生は他に、河野遥伎と松尾淳之介がいる。
今回エントリーした東海大学の「黄金世代」
箱根駅伝では16人の選手をエントリーすることができる(その16人から区間エントリー選手を選ぶことになる)。
東海大学はその16人のエントリーのうち10人が現3年生の「黄金世代」であり、つまり(不必要とはいえ)やろうと思えば箱根の全10区を全員この「黄金世代」のメンバーで走ることができるほどに、東海大のこの世代には長距離走の実力者が集まっていることになる。
箱根駅伝2019の東海大学エントリー選手「黄金世代」は下記の面々である。
- 鬼塚翔太(おにづか・しょうた)
- 西川雄一朗(にしかわ・ゆういちろう)
- 館澤亨次(たてざわ・りょうじ)
- 中島怜利(なかしま・れいり)
- 阪口竜平(さかぐち・りょうへい)
- 小松陽平(こまつ・ようへい)
- 郡司陽大(ぐんじ・あきひろ)
- 關颯人(せき・はやと)
- 河野遥伎(こうの・はるき)
- 松尾淳之介(まつお・じゅんのすけ)
以上、全員が現3年生である。
東海大学「黄金世代」まとめ
ということで、東海大では多くの実力者が現3年生の黄金世代として固まっているということが分かった。
またこれだけ実力者が固まっているということは、東海大の本当の正念場は、彼らがゴッソリと抜ける再来年からなのかもしれない。
以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。