今回は「所沢のタイソン」こと久保広海さんについてまとめました。
「所沢のタイソン」こと久保広海さんがはじめて全国区になったのは、おそらく「アウトローのカリスマ」の異名をとった瓜田純士の弟分としてです。
しかし実は、久保広海さんは喧嘩師としては最強説もあるアウトローで、木村兄弟の弟・木村孔次朗とタイマンをはって勝ったという噂もあります。
いったいどのような人なのでしょうか?
所沢のタイソンと瓜田純士
瓜田純士の弟分として広く知られる
先述したように、所沢のタイソンこと久保広海さんがはじめて広く知られるようになったのは、かつてはブロガーとして有名で、現在ではユーチューバーとして人気の「アウトローのカリスマ」こと瓜田純士さんの弟分としてでした。
『日刊サイゾー』では過去に、千葉の伝説的チーマー・元KGBの内藤裕との対戦を控えた瓜田純士にインタビューをした記事(2012/01/21)を掲載しており、所沢のタイソンこと久保広海さんもそこに「タイソン」の名で少しだけ登場しています。
記事では「瓜田の弟分」として、「タイソン」とキックボクサーで瓜田の古い弟分である「ワンターレン」の2人が登場しますが、掲載されている喋りの尺としてはワンターレンが語る部分がメインで、久保広海さんが話すのはほんの少しだけです。
さて、控え室には黒人のSP以外にもコワモテがふたりいて、瓜田の身辺警護にあたっていた。ワンターレンとタイソン。いずれも瓜田の弟分である。
(中略)
もうひとりの弟分であるタイソンも、瓜田のことを「不器用だけど熱い男。その魅力は会って話せば分かる」と評した。
他に、その記事では下の写真も掲載されています。

画像:日刊サイゾー
一番左から、タイソン、瓜田純士、ワンターレン(当時キックボクサーで瓜田の古い弟分)となっています。
こうして見ると所沢のタイソンは、体格はいいもののかなり小柄な人に見えます。
ただ隣にいる瓜田純士は「182 cm」とかなり長身なので、必要以上に小さく見えている可能性もありますが、とりあえず久保広海さんはけして身長が大きい方ではないというのは言えると思います。
実際に匿名掲示板では「チビなのに強いの?」と言う人もいました。
現在は瓜田純士とは袂(たもと)を分かったか
所沢のタイソンが瓜田純士と知り合ったきっかけは、インターネットの瓜田純士ファミリー募集のオフ会だったといいます。
そこでファミリー入り、当時は瓜田純士の入れていた「梵字」のタトゥーを自分も入れる(首のあたりに見える文字がそれか)ほど瓜田純士にほれ込んでいたようです。
瓜田純士が石元太一をはじめとする関東連合と対立し、周りに人がいなくなっても一緒に行動し続けていたといわれています。
「NAVERまとめ」などでは、瓜田純士との関わる中で「所沢のタイソンが関東連合に拉致され、それを古い弟分のワンターレンが助けに行ったが瓜田に見捨てられた」といった話がささやかれています。
この有名な「所沢のタイソンの拉致」に関していえば、調べてみると実際に拉致されたのかは非常に微妙で、「タイソンら2人が関東連合メンバー6人に襲撃された」という説から、「一人で出かけていって関東連合メンバーと話し合った」という説まで諸説あります。
下の記事は以前に「所沢のタイソンの拉致」について調べたものです。
瓜田純士と関東連合とのゴタゴタとどの程度関係があるのか不明ですが、結局、所沢のタイソンこと久保広海さんは、瓜田純士と袂(たもと)を分かって、現在は付き合いがないといわれています。
所沢のタイソンの伝説
所沢のタイソン・喧嘩最強伝説
アウトローに詳しいらしき人が書いているブログ「アウトロー好き」では、「所沢 喧嘩王 タイソン」というタイトルで、「所沢のタイソン」こと久保広海さんについて様々なことが書かれています。
例えばその最強伝説として、このようなエピソードが挙げられています。
- 総合格闘家のS氏を一撃でノックアウトした。
- 木村兄弟の木村孔次朗と某クラブ内でタイマンを張って勝利。
- その世代における関東最強説もある。
- 上の世代が連合を組んで潰そうとしたが誰も勝てずに失敗した。
これだけ読めば、少なくとも埼玉では敵なしという感じがします。
ちなみに総合格闘家とは、匿名掲示板では「DEEPのチャンピオン」といわれていました。
木村兄弟の木村孔次朗にも勝利か
先にもふれましたが、所沢のタイソンこと久保広海さんが最強説をささやかれる理由の一つとして、おそらく「木村兄弟の弟・木村孔次朗に勝利した」という噂が挙げられるかと思います。
場所はクラブで、匿名掲示板の噂では「(横浜の)関内のクラブ」でタイマンをはり、さらにその喧嘩について単に「勝った」のではなく、「圧勝した」という表現が使われています。
歌舞伎町阿弥陀如来・藤井学との関係
所沢のタイソンは「歌舞伎町阿弥陀如来」とは親しい関係性にあります。
この「歌舞伎町阿弥陀如来氏」とは、『歌舞伎町 阿弥陀如来』というタイトルで本も出版しており、「歌舞伎町5人衆」の噂で名前が挙がった藤井学さんのことを指しています。
藤井学さんのブログでは、たとえば2015年11月17日や同年12月2日に、それぞれ所沢のタイソンこと久保広海さんとおぼしき写真が載せられています。
2015年11月17日の記事は「所沢の」というタイトルで次のような内容。
暴力大魔王
ハンパネェーイカツイ
俺はコンビニの面接
もう一つの記事はもっと短く、「打ち合わせ昼食代」という言葉と、久保広海さんらしき人の写真が載ってるだけです。
後にYouTubeで二人は対談しています。
その他の噂・伝説
他にも、匿名掲示板では久保広海さんは信じがたい噂・伝説をささやかれています。
さすがにすべて真実とは思えませんが、いちおうご紹介します。
- 小学生の頃からタバコ、喧嘩、カツアゲ、原付盗んで兄貴のボンタン履いてた
- 小学生のころに大学生とタイマンを張った
- グレてたが同時に野球もうまく、特待生だった
- 摩利支天(大宮の暴走族)吉岡と同学年だが2人はぶつかってない
- 上福岡(埼玉県南部にあった市)の毘沙門という暴走族に車で突っ込み、逃げた者がダンプカーに轢かれて即死した
- 入間情可亜達の K がワンパンでのされた
- 5人を病院送りにした
- 殴られた後遺症で苦しんでいる人もいる
- 山健系組長のボディーガードをしてたこともある
- 極東会の事務所に金属バット1本で乗り込んだ
- コマ劇広場のところで極東会の下っ端をボコボコにして瓜田純士が仲裁に入った
- 山口組系一蓮会の野村裕司もヤラれた
- 半グレのリーダー
ともかく極端な話が多いため、全部が真実とはいえないでしょうが、相当な不良だということは分かります。
所沢のタイソンのその他のこと
それ以外の諸々のこともこちらでまとめました。
過去の逮捕ニュース
匿名掲示板の書き込みには、所沢のタイソンこと久保広海さんとおぼしき人の、過去(2017年12月ごろ)の逮捕に関するニュース記事の引用文が残されています。
110番通報で駆け付けた警察官を暴行したとして埼玉県警所沢署は12日、公務執行妨害の現行犯で会社役員、久保広海(35)と同市宮本町、畑山駿水(34)の両容疑者を逮捕した。同署によると2人は「やっていない」などと容疑を否認している。
逮捕容疑は12日午前1時40分頃、所沢市御幸町の飲食店でのトラブルの通報に駆け付けた警官3人を投げ飛ばし顔を蹴るなどし、職務を妨害したとしている。
同署の調べではトラブルは近くの飲食店で発生。事件当時は約10人以上が集まる騒ぎになっていたといい、警官が事情を聴こうとしたところ、暴行されたという。
引用:爆サイ.com
久保広海という名前、おおよその年齢(S57年生まれらしい)、所沢という土地、など一致点が多いので、同姓同名ではなく本人ではないでしょうか。
事件は要するに、「相手と揉めていたら駆けつけてきた警察官をぶっ飛ばしてしまった」ということのようです。
書き込みは「2017/12/12」となっていますので、文中の12日とは2017年12月12日ということでしょう。
また肩書が「会社役員」となっているのも興味深いところです。
何かしらの会社を経営しているのか、それとも誰かの会社の役員としていちおうは働いているのでしょうか。
モデルと付き合っていた?
匿名掲示板では、モデルのKさんは、久保広海さんの元カノだったという噂があります。
ところで、今カノではなく元カノということですが、別れた理由は事務所(おそらくワタナベエンターテインメント)に反対されたからだといわれています。
久保広海さんは一部で有名な不良で、匿名掲示板では「半グレのリーダー」という肩書で呼ばれることもありますので、事務所の心配は当然といえば当然でしょう。
もちろん、あくまでも匿名掲示板の噂なので真偽は不明です。
所沢のタイソンこと久保広海の現在
防水工の職人として働く
この記事のアクセス数が急激に伸びたので何でだろうと思っていたんですが、なんと所沢のタイソンこと久保広海さんが「街録ch-あなたの人生、教えてください-」というインタビュー系のYouTube動画に出演したということです。
しかも動画の中で言うには、彼は既に悪いことから足を洗って真面目に建築の防水業の仕事を始め、もう2年半にもなるそう。
ということは、この記事を書いた時には既に半グレからは引退していたということになります。
この番組では所沢のタイソンの異名の由来について、先輩と一緒にいる時にイラン人の売人が薬を買わないかと絡んできて、あまりにしつこいからぶん殴ったら吹っ飛んでいき、先輩に「お前、マイク・タイソンみたいだな」と言われたことが発端だったと話しています。
まさか所沢のタイソンが普通にYouTube動画に出演しているのを見る日が来るなんて、ビックリですね。
しかも動画の中で「ネットでこんな記事ありましたよ」という話になるのですが、所沢のタイソンについて書いてる記事なんてほとんどないでしょうし、話の内容の一致具合からしてたぶん当ブログのこの記事です。
さらに今、久保さんの本の出版の話も進んでおり、なんと自叙伝のようなものが2021年の夏に出るという驚くような話も動画に出て来ます。
YouTubeも始める
読者はとっくに御存知でしょうが、YouTubeも始めてます。
(記事おわり)