T.Nゴン(ビートたけし事務所)が訴えた『週刊新潮』記事の内容は?

2019年6月20日、「オフィス北野」から独立したビートたけしさんがパートナー女性と新たに設立した事務所「T.Nゴン」が、『週刊新潮』の記事をめぐって法的措置を取ることを公表しました。

「T.Nゴン」が訴えた『週刊新潮』の記事とはどのようなものだったのでしょうか?

ここでは「T.Nゴン」やビートたけしさんの記事への怒りに触れた後、該当の『週刊新潮』の記事内容をご紹介いたします。

T.Nゴン(ビートたけし事務所)が『週刊新潮』訴える

ビートたけしさんは6月22日、レギュラー出演するTBS「新・情報7daysニュースキャスター」に生出演した際、『財産分与で「家と犬小屋だけ」手元に残った』など(面白おかしく)語ったことを、元妻の代理人弁護士に抗議・否定されたことを謝罪する一方、『週刊新潮』に書かれた記事について怒りを表しました。

ビートたけしさんは番組の中で「どうなってんだ、バカヤロー。もう1週間経ってんだ、バカヤロー。この間抜け、週刊誌、バカヤロー。嘘ばっかりつきやがって。恩知らず!散々俺で儲けて、連載終わったら俺を悪者にしやがって。あることないこと書きやがって、バカヤロー」などと話しました。

その2日前の2019年6月20日、「T.Nゴン」は報道各社にファックスを送り、該当の『週刊新潮』の記事が不当であることを訴え、法的措置を取ることを公表していました。

そのファックス内容の全文がこちらです。

 報道関係各位

本日発売の「週刊新潮」に掲載の、当社所属タレント ビートたけしに関する記事において、ビートたけし及び当社役員らが、長年良好な関係にあった関係者を困惑させるような無理な要求をしたり、理不尽な理由でお付き合いを終了したり、テレビ局に対して出演料を1・5倍にするよう要求したなどの内容が報じられておりますが、いずれも事実に反する内容であり、なぜこのような報道になるのか驚いております。

当該記事において当社が関係を終了するなどとしたとされているヘアメイク、整体師及び喫茶店経営者らは、いずれも現在も良好な関係にある方々であり、この度各人に確認したところ、「週刊新潮」からは取材も受けていない、又は取材を受けた際に良好な関係を説明したにもかかわらず説明と全く異なる内容が書かれた、などの証言を得ております。また、当社がテレビ局に対して、出演料を1・5倍にするよう要求したとの事実も一切ありませんし、そもそもテレビ局に対してそのような要求することはあり得ないことだと考えております。さらに、本件記事中において、ビートたけしと親しい関係にあるというテレビ朝日元プロデューサー皇氏のコメントが掲載されていますが、同氏とお仕事上のお付き合いがあったのは30年以上前のことで、その後はサウナで数回偶然にお会いした程度でした。昨年楽屋でお会いした際には、週刊新潮の取材に対し勝手なコメントをしてしまったとのお詫びの言葉を頂いたのであり、記事に記載の会話は全くございません。

当社としては、このような当社及び当社関係者に対する中傷記事については断じて許し難いものとして、法的措置をとることとしております。

令和元年6月20日

株式会社 T.Nゴン

引用:Yahoo!ニュース

「T.Nゴン」が虚偽の報道をされたとしている主なポイントを整理すると、

  • テレビ局に対して出演料を1・5倍にするよう要求した。
  • ヘアメイクの証言。
  • 整体師の証言。
  • 喫茶店経営者の証言。
  • テレビ朝日元プロデューサー皇達也(すめらぎ・たつや)の証言

といった点が挙げられます。

『週刊新潮』記事の内容は?

『週刊新潮』記事から、該当箇所を引用します。引用は実際の文章での順番通りにします。

喫茶店経営者の証言

和光、三越、歌舞伎座。「ザ・銀座」とでも言うべき各名所を貫く晴海通りに面した喫茶店。一枚板のロングカウンターに、マイセンのカップコレクションが並ぶ高級感が溢れたこの店もまた、ブレンド1杯1100円という値段が示すように「ザ・銀座」の喫茶店と言えよう。

薄明かりが照らすカウンターの向こうでカップを洗っていた老婦人は、「何も言うことはない」としつつも、思わずこう吐露した。
「たけしさん自身に思うところはないんですが……。勘弁してください」

店内にはたけし直筆の絵が何枚も飾られている。一体何が起きているのか。

たけしを知る芸能関係者が声を潜める。
「この喫茶店には、たけしさん専用の個室アトリエがあり、長年、彼と店を仕切る老婦人は昵懇の間柄でした。ところが突如、たけしさんの現在の所属事務所『T.Nゴン』関係者から、店に飾ってある絵を引き揚げたいとの通知があったようで、老婦人は困っているそうなんです」

前記の通り、事実関係について老婦人は言葉を濁すが、絵を巡って「困っている」様子はありありと伝わってくる。そして彼女は、たけしには何の恨みもないと言う。ならば、必然的に彼ではない「T.Nゴン」関係者の「誰か」に複雑な思いを抱いていることになる。

先の関係者が続ける。
「たけしさんの愛人とされてきた女性が、絵を売って金にしようとしているんですよ。何でも彼女は、3年前銀座の老舗デパート『松屋』でたけしさんの個展が開かれ絵の価値が上がったから、売り時と考えているんだそうです。たけしさんもその気になって、『描いた絵を全部売れば数十億円になる』と豪語しているとか」

古くからたけしを知る芸能界の重鎮は、一瞬絶句した後に、こう呆れた。
「彼にとって絵はあくまで趣味。細々とでも、誰かに観てもらえばいいいという程度のものでした。それを売って儲けようだなんて発想は全くなかった」

離婚に絵画売却話、相次ぐたけしの異変。そこには、常に件の愛人の影が付きまとうのだった――。

引用:『週刊新潮』6月27日号「最後の女」が汚した「殿」の晩節!「たけし」がテレビから消える日

ヘアメイクと整体師に関する証言

次にヘアメイクに関する記述。

「T.Nゴン」の抗議文を読むなら、『週刊新潮』が直接当人に取材したかのような書き方をしているように受け取れますが、実際には別の関係者を挟んでこのヘアメイク(次の整体師も同様)について書いているようです。

「今も、彼の周りからは次々とスタッフが離れていっています」と、たけしの知人は肩を落としながら証言する。

「振り返ると、昨春の独立騒動の直前に、30年以上も髪の世話をしてきたアラ還の男性ヘアメイクがたけしさんのもとを去りました。彼は、極度のくせ毛で扱いが難しいたけしさんの髪の特徴を熟知し、金髪と銀髪の中間くらいに絶妙に染める技術を持っていた人物だったんですが、たけしさんの彼女に『あなたのせいで(たけしが)フケだらけになっている』『ギャラが高い』とイチャモンをつけられてしまったんです。確かにフケは多いのですが、それは彼が頭を洗いたがらないからで……」

次に、数十年にわたってたけしにマッサージを施してきたやはりアラ還の女性整体師が遠ざけられた。

「昨年5月、たけしさんが番組で、冗談めかして整体師の存在を明かすと、それを知ったたけしさんの彼女が、『たけしの身体に触るな』と嫉妬し、整体師の出入りを禁じたんです」(別の知人)

引用:『週刊新潮』6月27日号「最後の女」が汚した「殿」の晩節!「たけし」がテレビから消える日

この文に続けて、たけしさんの世話を30年以上見たベテランスタイリストに関する記述がありますが、これは「T.Nゴン」の抗議文では触れられていません。

さらに今年の3月には、「30年以上、たけしさんのスタイリストを務めてきた50代の女性が彼のもとを去りました。何でも、愛人にギャラが高いと文句をつけられたそうです。その他にも、30代の男性マネージャーが、やはり今年に入って愛人に態度が悪いと責められ、事務所を辞めています」(同)

引用:『週刊新潮』6月27日号「最後の女」が汚した「殿」の晩節!「たけし」がテレビから消える日

テレビ局に対して出演料を1・5倍にするよう要求

さらに、彼女の介入は、人事に留まらないという。
「現在、たけしさんは6本のレギュラー番組を抱えていて、ギャラは1本300万円程度が相場です」

こう説明した上で、民放キー局の社員が困惑する。
「ところが昨年の独立後、それを1・5倍にするよう要求してきた。愛人の意向としか思えませんが、『テレビ不況』が長引いているなか、到底飲むことはできない。『これまでうちの番組はこの額でやってきていただいてますし……』と言って、何とか要求をはぐらかしています」

長年、たけしの番組を作ってきたある制作会社のスタッフもこう証言する。「ギャラの件もあって、たけしさんの新しい番組はもううちでは作らない方向です。現に、たけしさんと親しいスタッフが新番組の企画書を出しても、事実上スルーされています」

先のテレビ局員が続ける。
「そもそもたけしさんは滑舌が相当悪くなっていて、マイクをかなり近付けて音を拾っている状態です。その上、ギャラを上げなければならないとしたら、マツコ・デラックスさんや旬の芸人を複数呼んだほうが面白い番組が作れるとの計算が働く。TBSの『新・情報7daysニュースキャスター』が二桁の数字を取っているように、まだ視聴率は取れますが、今後もギャラアップを求めてくるようだと、ちょっと考えざる得なくなりますね」

芸能記者が解説する。
「今回の離婚では、100億とも200億とも言われるたけしの財産を、幹子夫人が勝ち取りましたが、離婚協議が長引いたのは、これになかなか愛人が納得しなかったからだと見られています。いずれにせよ、今後たけしに稼いでもらわないと愛人にとって旨みはなくなってしまう。だから、ギャラの引き上げや、絵の売却を進めているんでしょう。周囲の人は皆、彼女に振り回されるたけしを心配しつつも、聞く耳を持たない彼に誰も直言できず困っているようです」

引用:『週刊新潮』6月27日号「最後の女」が汚した「殿」の晩節!「たけし」がテレビから消える日

テレビ朝日元プロデューサー
皇達也(すめらぎ・たつや)の証言

『ビートたけしのスポーツ大将』や『TVタックル』を手がけ、「ツービート」結成当時からたけしを知る恩人、テレビ朝日元プロデューサー皇達也氏は、
「最近テレビを観ていても、たけしは全然迫力がない。やっぱり女の存在が原因でしょう。女で元気になっているとは僕には思えない。食らいつかれて、逃げられない状態になっているんじゃないですかね」とした上で、こう叱る。

「昨年の独立騒動時、『週刊新潮』にたけしに関する僕のコメントが載る直前のことです。彼とふたりきりの楽屋で、『新潮の取材を受けた。どうしたんだお前、目を覚ませ』と伝えましたが、たけしは3分くらいずっと俯いて黙っていた。奥さんと別れ、息子にも見放されてしまったたけし。そんな男、視聴者から見ても格好悪いでしょう。もう彼と会うつもりはありません」

恩人の尋常ならざる怒り。こうした声を聞くと、テレビでご高説を垂れているたけしの「コメンテーターとしての資格」に疑念を抱く視聴者もいるに違いない。

「今のたけしはテレビで偉そうにコメントする立場じゃないと思います。彼のためにずっと仕えてきた森社長を切った。『ビートたけし』は、彼ひとりで作られたものではなく、スタッフらの支えがあってこそだった。それをたけしは全く分かっていない。断腸の思いで言います。もうテレビ局は彼を使い続けるべきではないと思います」(皇氏)

「彼女」と新たな晩年生活のスタートを切ったたけし。だが、それは国民的スターである彼が大事な何かを棄て去り、テレビから見放されてしまう「終わりの始まり」なのかもしれない。

(記事終わり)

引用:『週刊新潮』6月27日号「最後の女」が汚した「殿」の晩節!「たけし」がテレビから消える日

以上になります。

フォローする