田母神俊雄がTwitterで韓国のレーダー照射を弁護?なぜ?擁護の理由は?

韓国のレーダー照射を巡る議論で、意外なことが起こった。

何と元空自トップタカ派・保守派として知られている田母神俊雄がTwitter(ツイッター)で韓国を擁護とも取れるようなツイートをしたのだ。

いったいなぜなのか。

その言い分、理由などを調べてみた。

田母神俊雄が韓国のレーダー照射を弁護?

以下は今月21日のTwitterである。

まず田母神は「まったく危険ではない」と断定している。

そして近年の火器管制レーダーは技術的な構造から来る理由から、「常時ほぼ全周に電波を出し続ける」としている。

続くツイートでは「韓国艦艇は海自の対潜哨戒機だけを狙って電波照射したのではないと思う。周辺にほかの航空機がいればそれらも電波照射を受けている」

また「ミサイルが発射されるには艦艇内の複数部署で同時に安全装置を外す必要がある」とし、そのような操作が行われているとは考えられないから「即危険だということにはならない」としている。

続けてこのツイート。

つまり各国の軍隊が訓練においては火器管制レーダーの照射を行う、戦時であれば直ちに対処しなければならないが、今は戦時ではないので騒ぐ必要はない、という主旨のことを述べている。

これは当然大きな反響があっただろう。

田母神は「私は韓国を弁護しているわけではない」というツイートをして釈明している。

電波照射は訓練上必須だから、それを気にしては訓練はできない、ということを述べている。

しかし「日常的にやっているならニュースにならないのでは?」や「お前アホか他国の軍隊相手に訓練するかよ。 しかもそのあとの交信無視はどう説明するねん。」といった厳しい反発の意見が頻出する。

実際に、田母神のツイートに対するツイートを見ると、ほぼそれらの大部分が反論や批判で埋め尽くされている。

しかし田母神はまったく意見を変えようとしない。田母神は一つ、韓国のレーダー照射と無関係に見えるツイートを挟んでから、またこんなツイートをする。

田母神は、自衛隊や日本政府に迷惑がかかるのでこれ以上は言わない、としてひとまずの幕引きを図ろうとしつつ、「今回ぐらいのことは世界中の軍が日常的にやっていることであり、電波照射をしてもミサイルが直ちに飛んでいかないような安全装置もかけられている。」と主張の根幹は変えずに繰り返している。

これまでのところ、韓国のレーダー照射をめぐる田母神のツイートは一段落したように見える。

そしてたぶん、田母神のこの発言に驚かなかった者は誰一人いないのではないかと思う。

それほど衝撃の、意外性のある発言だ。

いったいこれについてどう説明したらいいのだろうか?

なぜ?擁護の理由は?

これについて共同通信のコラムでは「海自と空自の出自の違いによるもの」など述べ、米軍との緊密な連携のもと行動するのは海自であり、そうではない空自との違いがこのような主張の違いを作ったと推測していたが、やや論拠として弱くないだろうか。

ここから私の個人的な推論を述べたい。しかしこれは私の個人的な意見に過ぎず、共同通信のコラムと同様、私の推論もまた憶測に過ぎない。

まず前提として、(私はレーダー照射に関してすべての情報を読んだわけでも、知っているわけでもないが、とりあえず)やはり韓国の弁護をするのは無理があるだろうと思う。

そして田母神がなぜそのようなことを言ったか、その鍵は「弁護してるわけではない」というツイートと、幕引きを図ったように見える「これ以上は自衛隊や政府に迷惑がかかるのでやめておく」というツイートの間にしていたツイートではないかと思う。

こんなツイートをしている。

日本の防衛費が国内産業よりは米国の産業を潤わせるために使われる形になっている。日米関係上米国に払う金が増えることがやむを得ないと考えるのであれば、防衛費をそれ以上に増やして国内に落ちる防衛費も増やすことが必要だ。今のままでは国内の防衛産業はどんどん弱くなり、自衛隊の弱体化が進む。

このツイートだけ前後の「韓国のレーダー照射問題」を扱ったツイートから浮いている。

それゆえ本当のところ、田母神はこの「日本の防衛費が国内産業よりは米国の産業を潤わせるために使われる形になっている」という問題に対して注目を引きたかったのではないか、と私には思える。

「今のままでは自衛隊は弱体化する」ということ、もしくは、もしかすると「日韓でもめている場合か?本当の敵は韓国ではないだろう。米国が日本に対してしていること、日本に対して及ぼしている支配力についてもっと注意を向けるべきだ」と言いたかったのかもしれない。

以上が「私の憶測」である。

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