【悟り】書籍で教えを学ぶことのできる5人の覚者の紹介【真我実現】

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書籍で教えを知ることのできる5人の覚者をご紹介します。

特別突飛なチョイスはしていません。たぶんそうした方面の著作を知る人なら誰でも知っており、権威を認めているような人ばかりです。

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【悟り】書籍で教えを知ることのできる5人の覚者の紹介【真我実現】

ラマナ・マハルシ

既に書いたように、ラマナ・マハルシは真我実現(悟り)においてもっとも信頼できる覚者です。

迷うのが嫌で「誰か一人」というのなら、この人の書籍をお勧めします。

その方法論は自らに「私は誰か?」と問うて自分の心を絶えず内面に向かわせる真我探求であり、ラマナ・マハルシはこの真我探求こそが真我の実現(悟り)に最短距離で辿り着ける方法である、と説きました。

真我探求における「私は誰か?」の問いの「私」は真我ではなく自我を意味しており、その自我が現れてきた源泉に留まることで、偽物の自我と異なる「本当の自己=真我」を実現するといいます。

前回の記事で書いたことの繰り返しになりますが、ラマナ・マハルシのもので私がこれまでに読んだ本を4冊を、本の特徴も込みで簡単に紹介します。

  • 『あるがままに ラマナ・マハルシの教え』比較的体系的な記述。初心者向き。
  • 『ラマナ・マハルシの教え』(訳:山尾三省)翻訳文がやや硬い。前掲の書と重複多い。
  • 『不滅の意識』実践面で有益という印象。
  • 『ラマナ・マハルシとの対話 第1巻』参考になるが最初に読む必要はないか。

ちなみに『ラマナ・マハルシとの対話』は第3巻まで出てますが、紙の本は重版がかからず中古がバカ高い値段です。ただし kindle なら普通の値段で読めます。

マハルシの教えの初学者が「まずは一冊」というのなら、『あるがままに ラマナ・マハルシの教え』をお勧めします。

『あるがままに』は全21章で成りたっており、それぞれの章は前段の最低限の解説と後段のラマナ・マハルシと質問者の対話で構成されていますが、(たぶん編者のデーヴィッド・ゴッドマンが書いた)前段の解説がむちゃくちゃ分かりやすくて為になり、実践に躊躇のない人なら「この一冊だけでいい」というくらい優れた本です。

プンジャジ

そのラマナ・マハルシの弟子で真我を実現したのがプンジャジ(パパジ)です。

パパジは「お父さん」の意味で、ラマナ・マハルシ同様、多くの人に敬愛され、そう呼ばれるようになりました。(その師のマハルシも本名ではなく、周囲の人が勝手に呼び出したもので『偉大なる見者』の意味を持ちます)

プンジャジは幼少の頃から釈迦に強い親近感を持っていました。

少年時に学校の教科書で見た仏陀の断食像に衝撃を受け、それとそっくりになろうと断食を強行、母親のサリーを持ちだして乞食をするなどして見つかって叱られたといいます。

だからインドの覚者には近寄り難いが仏教には馴染んでいる、という人は、この人の著書から近づくのもいいかもしれません。

関連本は現在のところ『覚醒の炎―プンジャジの教え』のみです。

ニサルガダッタ・マハラジ

ニサルガダッタ・マハラジはラマナ・マハルシより年少ですが時期が被る覚者です。

おそらく我々と近い時代においてはラマナ・マハルシの次に有名な覚者かもしれません。

マハラジはもともとは煙草売りだったのですが友人の勧めでグル(霊性の師)に会いに行き、そのグルの死後、3年程度で瞬く間に真我実現に至りました。

そのため、後年にマハラジは「私はグルの教えとその実践への絶対的な信頼によって実現に至った」と述べます

実現後に彼の噂は徐々に広まり、住居のある小さな部屋に世界中から多くの人が押しかけて教えを請いました。

ネット上には彼について「タバコ売りから覚者へ」という記事がありますが、これはあまり正確ではありません。というのも、彼は真我実現の後もタバコ屋をしていたからです。

しかも興味深いのは彼が真我実現後も喫煙を続けており、特にそのことを隠そうともしなかったことです。(本に記述があります)

マハラジは「熱意・真剣さ」こそが真我実現への鍵だと説き、その方法論は「私は在る」という想念に集中し、それ以外の想念を一切拒絶するというものです。

特にその対話集のI AM THAT(アイ・アム・ザット)は世界的に名高く、この著書から取り組むことが強く推奨されます。

マハラジ関連著作はその弟子のラメッシ・バルセカールによる『ニサルガダッタ・マハラジが指し示したもの ―時間以前からあった永遠の真実―』がありますが、その内容・表現は哲学書然としており、初心者にはお勧めできません。

ラメッシ・バルセカール

そのマハラジの直弟子がラメッシ・バルセカールです。(写真右の人物)

左:ニサルガダッタ・マハラジ、右:ラメッシ・バルセカール

その方法論はマハルシやマハラジに比べて変則的で、バクティ(帰依)から入り理解(実現)に至る、としています。

なぜこれが変則的かといえば、真我実現は一般にバクティ(帰依)とジニャーナ(知識)の2つの道があり、最終的には同じ結果をもたらすものの、この組み合わせを自覚的に推奨する人はあまりいないからです。

たとえばラマナ・マハルシは後者であるジニャーニの権威で、相手によっては前者のバクティ(帰依)を強調するものの、基本的にはジニャーナ(知識)の道の人で、実現へと最短距離で行きつく方法である「真我探求」を強く推奨しています。一方で19世紀インドの人で、容易に神秘体験に入ることで名高かったラーマクリシュナは、バクティ(帰依)の専門家でそちらを推奨します。

またラメッシは「エゴに抵抗してはいけない」と教える点でもかなり異質で、そのため、欲望に抵抗する自信のない人を特に惹きつける傾向があります。

ちなみに私が偽物ではないかと思うある「自称覚者」は、著書の後書きでラマナ・マハルシを含む数人の名前を挙げていますが、実際にはこのラメッシに強い影響を受けたのではないかと私は疑っています。

私も一時はラメッシに強く影響を受けましたが、今は結局ラマナ・マハルシの真我探求が王道ではないかと思っています。

ただしラメッシの情熱的な語り口は他の人には見られないもので、その神の意志の必然性と自由意志の不在を入口とする方法論には強い魅力があります。

ラメッシの代表的な著書には、『誰がかまうもんか?! ―ラメッシ・バルセカールのユニークな教え―』があります。

エックハルト・トール

エックハルト・トールはドイツ生まれでカナダ在住の人物で、若い時期に夜中に煩悶していたところ突如として悟りを開いたといいます。

その方法論において呼吸や沈黙に意識を向けることはこの分野では一般的ですが、他の人には見られない特徴としては身体の感覚を重視することで、身体感覚によって自覚できる「インナーボディ」、苦痛をもたらす「ペインボディ」といった概念が著書に登場します。

難点は訳書に携わった人物が勝手に割愛した部分があり、なおかつ訳書のタイトルが非常に安易で俗悪な印象を与えるという点です。

最近、新しい本が出ましたがまたしても完訳ではないそうで、(私も含め)完訳を望んでいた読者に深い失望を与えました。

その著書は邦訳では『さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる』というタイトルで訳された『ザ・パワー・オブ・ナウ』、他に『ニュー・アース』が有名です。

最後に

ここで紹介した以外でも、近年現れた得体の知れない偽物の覚者の本を読むくらいなら、白隠禅師の『座禅和讃』や道元(曹洞宗開祖)の『正法眼蔵』を読んだ方が100倍マシです。

少なくともここで紹介した人たちには誰一人「偽物」はいないと思うので、誰の関連著作であれ安心して取り組んでください。

ただし書籍はあくまで「取っ掛かり」で、実践の前段階としての知的理解を促すものなので、最終的には彼らの提唱する方法の何かしらを実践することになります。

個人の自由ですしお好みなので誰を学んでも(あるいは学ばなくても)いいのですが、繰り返しになりますが、誰か一人ならラマナ・マハルシをお勧めします。

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