桜を見る会の反社・半グレは山根真一(地下格闘技「強者」創設者)か

テレビでは連日、安倍政権のスキャンダルである「桜を見る会」のニュースが取り上げられています。

「桜を見る会」問題の焦点の一つは、「どうやら招待された人物に、反社にカテゴライズされるような人までいた形跡がある」というものです。

その人物の特徴・経歴についてメディアは、

  • 大阪で「地下格闘技」団体を主催、大阪の半グレ組織のトップに君臨していたX氏
  • 2017年3月、山口組の組長とともに、5千万円を恐喝した容疑で大阪府警に逮捕
  • 10年と11年にも詐欺容疑で府警に逮捕

などと報じています。(AERA dot:週刊朝日の記事による)

いったいこの「反社」とも「半グレ」ともされる人物は誰なのでしょうか?

桜を見る会について出回ったインスタ画像

その人物は桜を見る会について出回ったインスタ画像に写っているといいます。

例えばその1枚がこちらで、一番左手前の眼鏡をかけた人物がそうだといいます。


画像:https://togetter.com/li/1433614

画像下のコメントにはしっかり「桜を見る会 2019 招待していただきました」(絵文字除く)という言葉が見えます。

このインスタ画像はもともと「@s~~~~(念のため伏字:垢主の名前らしき文字列)」というアカウントが掲載していたものらしいですが、騒動が拡大して炎上したためか、そのアカウントは現在は非公開となっています。

そして、このインスタ画像を投稿したのは「反社・半グレ」とされている当人(画像左手前の人物)ではなく、その友人であると見られます。

つまり投稿者である「s~~~~」なる人物ではないようです。

【顔画像】桜を見る会の反社・半グレは
山根真一(地下格闘技「強者」創設者)か

そして先ほどの画像の左手前の人物が誰なのか、ということになると、どうやら大阪で「強者(つわもの)」という地下格闘技団体を作った「山根真一」なる人物ではないか、という説が有力です。 ※「強者」は現在では解散しています。

この山根真一氏は2017年3月に恐喝で山口組幹部とともに逮捕されているので、その点でも該当人物とほぼ完全に経歴が一致しています。

「強者」創設者・山根真一の顔画像

「強者」創設者・山根真一氏の顔画像はこちら。

「強者」には半グレ「拳月グループ」リーダーも過去に在籍

この山根真一氏が創始した地下格闘団体「強者」には、2019年10月に性的暴行の容疑で逮捕された、半グレ「拳月グループ」のリーダーとされる拳月(けんむん)こと相良正幸も所属していました。

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下の拳月の試合の画像では、リングコーナーに「山根道場」という文字が見えますが、この「山根道場」はかつて山根真一氏が主宰していた格闘技道場かと思われます。

旧版ですが「強者」のブログに「山根道場の忘年会」に関する記事も残っており、そこには拳月や山根氏らしき人物の写真が掲載されています。

「強者」ブログ・山根道場の忘年会

「強者」創設者・山根真一の動画

また下の動画では「強者」を創設した経緯について山根氏が話しています。

強者

動画の中で山根氏が語るところによると、「強者」を作った理由は、もともと所属していたアマチュア格闘技団体の中で彼らが圧倒的に強く敵がいなくなってしまったということが一つ、またもう一つには、新たな格闘技団体を作ることでその若者らがプロへの道を進みやすくなるのでは、と考えたためだといいます。

山根真一には詐欺・傷害・恐喝の前科がある?

この「強者」創設者・山根真一氏には詐欺や恐喝などの前科があると報じられています。

それだけでなく、傷害で逮捕されたと報じられたこともあります。

※山根真一は2020年にも逮捕されています。
山根真一容疑者が再逮捕|飲食店従業員の脅迫と野球賭博の開帳

山根真一 詐欺容疑での逮捕

山根氏は2010年ごろに詐欺事件での逮捕が報道されています(下記の記事は2010年5月14日付けのものなので、事件もその頃起きたものと思われます)。

下は当時の産経新聞記事の転載らしき記事の転載です。

 住宅ローン名目で金融機関から4680万円をだまし取ったとして、大阪府警捜査4課と住之江署は8日、詐欺容疑で、大阪市東住吉区西今川、山口組系暴力団組員、杉田健司容疑者(49)と、大阪府大東市深野北のイベント会社経営、山根真一容疑者(40)ら4人を逮捕したと発表した。府警によると、杉田容疑者は容疑を認め、山根容疑者は否認しているという。

逮捕容疑は、平成21年9月、杉田容疑者の自宅購入のため、実際には無職だった杉田容疑者が山根容疑者の会社で働いているとする虚偽の書類を作成し、金融機関に住宅ローンを申請、4680万円の融資を受けたとしている。

府警によると、同年12月に1度だけ32万円を支払った以降は、返済していなかったという。

引用:住宅ローン名目4680万円詐取容疑、組員ら4人逮捕

山根真一 傷害容疑での逮捕

さらに山根氏の傷害事件について、2014年4月に産経新聞は次のように報じています。

 知人の頭をビールジョッキで殴るなどし重傷を負わせたとして、大阪府警捜査4課は26日、傷害容疑で、アマチュア格闘技団体「強者(つわもの)」(解散)の元主催者で住所不定、職業不詳、山根真一容疑者(44)ら強者の元関係者3人を逮捕した。山根容疑者は「ほかの2人が殴っていたが、見ていただけ」と容疑を否認している。

ほかに逮捕されたのは、強者の運営会社元社長で大阪市住之江区浜口西、露天業、金城旭被告(36)=別の威力業務妨害罪で公判中=と、強者所属の元選手で大阪市生野区中川、飲食店経営、李石容疑者(45)=朝鮮籍。

逮捕容疑は昨年3月29日未明、李容疑者経営の店内で、店員だった20代の知人男性に対し、ビールジョッキで頭を殴るなど1時間半にわたって暴行を加え、頭や顔に重傷を負わせたとしている。

引用:iZA(元記事:産経新聞)

(ただこの傷害での逮捕については後で報じているメディアは少ないようなので、逮捕はされたものの山根氏自身は不起訴になった可能性もあります)

引用したのと別のネット記事では、『「現場で暴行を笑って見ていただけ」と容疑を否認している』という記述もありました。

また一緒に逮捕された「金城旭」は、「サップ西成」の名で強者の試合に出ていた格闘技選手です。(下の画像で拳月と一緒に写っている、右側の人物)

2019年7月28日、NHKで半グレ特集の番組が放送されました。 その中で半グレの代表者として、以前、格闘家「拳月(けんむん)」として...

山根真一 5000万円の恐喝での逮捕

山根氏の恐喝に関しては、2017年3月に、山口組系幹部とともに逮捕されたことがこのように報じられていました。

知人から現金5千万円を脅し取ったとして、大阪府警捜査4課は7日、恐喝容疑で、指定暴力団山口組系組長、中畑諭信(ゆきのぶ)容疑者(47)=京都府井手町=や無職の山根真一容疑者(47)=沖縄県石垣市=ら4人を逮捕した。いずれも容疑を否認しているという。

逮捕容疑は、平成26年5月~27年1月、知人の会社社長の男(47)に対し「わしらを敵に回すっちゅうことでええんか」「覚悟できてんのか」などと脅し、現金5千万円を受け取ったとしている。

府警によると、山根容疑者は当時、別の事件で逮捕されており、示談金や弁護士費用として金を要求していた。男は自身の会社の資金5千万円を貸付金名目で中畑容疑者の関係口座に振り込んだといい、府警は同日、会社法違反(特別背任)容疑で男を逮捕した。

山根容疑者は以前、アマチュア格闘技団体を主催していた。男も格闘技好きだったという。

引用:iZA(元記事:産経新聞)

この記事では、当時「別の事件で逮捕されており、示談金や弁護士費用として金を要求していた」とあります。

山根氏が先述の傷害事件で逮捕されたのが2014年(平成26年)の3月で、恐喝事件が最初に起きたのは2014年5月なので、先の傷害事件の裁判費用などの名目で恐喝していたと思われます。

この恐喝事件で一緒に逮捕された山口組幹部について、ある捜査関係者は、山口組幹部は山根をまるで子分のように扱っており、山根氏は組と深い関係だったといいます。

その捜査関係者は今回の「桜を見る会」騒動についても、「よくこんな連中が(桜を見る会に)入れたな」と驚いていたそうです。

たしかに何年・何十年前ならともかく、「桜を見る会」に参加したのが2019年で、恐喝事件が起こったのが2017年ですから、いくら何でもあまりに近々という感じがします。

山根真一の素顔とは?

山根真一氏はどのような人物なのでしょうか?

少し古い情報ですが、かつて山根氏が恐喝で逮捕されたことをうけて関係者に取材したところ、関係者は次のように答えたそうです。

――山根容疑者はどういった人物なのか。

「一応、カタギです。だから、いい様に利用されてたんとちゃいますかね。本職のヤクザに」

――裏社会の人間ではなかったのか?

「どこかに入ってたと聞いてます。不動産詐欺とは違う組織のはずです」

ーー「強者」と裏社会の関係は?

「はじめの頃の『強者』は六代目山口組の三次組織の幹部がケツ持ちしてた。でも、アメ村あたりでのメンバーの悪ふざけの度が過ぎてきて、面倒を見切れなくなって関係は切れた。その後は別の組織の下部団体みたいな感じの扱いになったんだよ。でもすぐに大阪府警の取締りが厳しくなってすぐに解散したけど」

ーー「強者」は何を目指したのか?

「もちろん、カネ儲け。一時期、”西の関東連合”を目指すとか豪語してたけど、関西では裏社会の縄張りもあるので無理だったよね」

引用:地下格闘技「強者」創設者逮捕…元メンバーが語る半グレの内情

これを読むと、山根真一氏はヤクザに利用されただけの人物で、関係者もそれほど当人を高く評価していないような印象を受けます。

しかし直近の雑誌『SPA!』による情報では、また違った印象を受けます。

雑誌『SPA!』では「桜を見る会」についての座談会が開かれ、そこでは全国紙記者(A)や週刊誌記者(B・C)が匿名で、山根真一氏と思われる人物について次のように語っています。

B その紛れ込んでいた地下格闘技関係の反社組織のリーダーZ氏は、かなり凶暴な人物だと、大阪では警察からも恐れられていた。

C 実は私、そのZ氏の事務所に行ったことがあるんです。事務所の片隅にグニャグニャのゴルフクラブが置いてあって、「これ、どうしたんですか?」って聞いたら、「社会のはぐれ者の集まりでしょう。言って聞かないことも多いんや」って。ゾッとしましたね。

A 大阪のミナミでは、Z氏のグループがクラブやキャバクラに乗り込んで「今日からオレたちがケツ持つから、今のケツ持ちのヤクザ呼んでこいや」と言って、やってきたヤクザを半殺しにしたり、逃げたヤクザも街中を追いかけ回したりね。もう、完全にマンガか映画の世界。

B そのZ氏は「ヤクザ嫌い」を公言していたのですが、裏ではしっかり手を握ってたようなんです。主催した地下格闘技の試合で某ヤクザ組織と揉めた際には、関西の有力なヤクザ組織の組長が出てきて尻ぬぐいをしたとか。

C 地下格闘技も表向きは前田日明が主宰した「アウトサイダー」に対抗して起こしたと言っていましたが、実は試合そのものを賭博に使うためだったという噂もありますよね。揉めたのも結局、その賭博行為だったとか。

引用:『SPA!』2019年12月31日2020年1月7日・合併号

なぜ「桜を見る会」に入れた?

なぜこのように悪い話の多い人物が「桜を見る会」に入れたのでしょうか?

「AERA dot」は2008年に「桜を見る会」について、自民党の元職員(既に解雇)が招待状を30万円で売っていた、またそれを業者が50万円で転売したケースもあった、などと報じ、また直近の報道でも、「桜を見る会」の会場の警備は緩く、枠以上の人数が関係者によって連れてこられても、せっかく来たのだからと通すケースが多かったと関係者が語る記事を掲載しています。

さらに2年ほど前にも招待状が5万円で売買されていたとか。

やはりこうした招待状の管理の甘さが仇となった形ではないでしょうか。

またたった2例だけではありますが、この30万⇒5万という招待状につけられた値段の推移には、招待が大盤振る舞いされ、一種のデフレによって招待状の価値が凋落しているのが伺えます。

それもあって、直接「半グレ・反社」を招いてなくとも、招待状をもらった人が間接的に仲介する形で招き入れてしまった、という可能性はあるのかもしれません。

山根氏の現在の活動については明確な情報がないので、現在でも反社会的な行為に関わっているかは不明ですが、過去にはこれだけ悪い噂ばかりなのに急激に改心するとも考えにくいので、断定はできないものの今でもあまり良くないことに関わっているかもしれません。

高取町の町議について

ところでFRADYは、「桜を見る会」に招かれた、20年も前にヤクザから足を洗ってカタギになった町議を取り上げています。(本人も認めたところによると刺青・前科も有。山健組系の臥龍会に属していたそうです。奈良県・高取町の町議・新澤氏)

難しい問題ではありますが、20年も前にヤクザから足を洗った人間まで指弾するのは、さすがに少し行き過ぎではないでしょうか。

この記事は以上になります。