2020年3月29日に新型コロナによる肺炎で亡くなった志村さんですが、生前、冠番組「天才!志村どうぶつ園」で人気者となったタレントチンパンジー「パンくん」を溺愛していたことで知られています。
このパンくんについて、今でも生きているとか、既に死亡しているといった説がありましたが、調べたところ現在も生きていることが分かりました。
この記事では現在のパンくん、また過去にパンくんが起こした暴力事件について調べました。
志村けん溺愛パンくんの今【死亡説と生きてる説】
パンくんは生きている
パンくんは現在でも、パンくんを飼育している熊本県の動物園「阿蘇カドリー・ドミニオン」のホームページを見ると、生きているということが分かります。
園のホームページではパンくんの奥さんであるポコちゃんとともに紹介されています。
パンくんは2001年10月1日に生まれで(2020・4)現在では18歳になります。
パンくんは熊本の動物園「阿蘇カドリー・ドミニオン」の、「チンパンジー学習の森の仲間たち」のコーナーで見ることができます。
園でもやはりチンパンジーの「パンくん」は注目されている存在で、園のホームページでは『チンパンジー「パンくん」は学習の森でご覧いただけます。』と案内しています。
志村けんの訃報に「阿蘇カドリー・ドミニオン」ツイート
志村けんと関係の深い「阿蘇カドリー・ドミニオン」は、志村けんさんの訃報があるとこのようにツイートしています。
志村けんさんの突然の訃報に、驚き悲しみと共に大きな喪失感でいっぱいです。2004年からパンくんプリンちゃんと16年もの長い間可愛がって頂きました。動物たちとにっこり笑って抱き合う。志村さんのあの笑顔を見られないと思うと何とも言えない気持ちになります。心よりご冥福をお祈りいたします。
— 阿蘇カドリー・ドミニオン【公式】 (@cuddlykouhou) March 30, 2020
パンくんの暴力事件
このパンくんは、以前公演で女性に飛び掛かりケガを負わせる事件を起こしています。
女性研修員に全治約2週間のケガを負わす
2012年9月6日、「阿蘇カドリー・ドミニオン」で開催されたショーの終了直後、パンくんは舞台袖にいた女性飼育研修生に飛びかかって噛みつき、アニマルトレーナーの宮沢厚さんやトレーナーが引き離したものの、女性は額、耳の後ろ、腰、足首などを噛まれて全治約二週間のケガを負います。
女性はヘリで運ばれて縫合手術を受けました。
原因については不明という向きもありますが、産経新聞の報道によると、成人したオスのチンパンジーはメスへの優位性を示そうと攻撃的になることがある、としています。
パンくんは以後、園によって「今後のショー開催は厳しい」と判断され、「天才!志村どうぶつ園」でも出演部分の放送が見合されました。
パンくんはショーを引退し、これまでのように頻繁にメディアに露出することはなくなりました。
パンくんと志村けん「志村どうぶつ園」のその後
志村けんは事故後、9月11日付けのブログでこのようにつづります。
これは私志村けんの事です
テレビではパン君暫く見れないかも
私達のなかでは パン君いい子です
放送しなくてもパン君に 会いに行きます
そのアシスタントの女性にも 癒しに行きたい
動物は優しいよって(*´∀`*)引用:志村けんブログ
2012年12月22日の「志村どうぶつ園」では、事故の翌月の10月に志村けんさんがパンくんを訪れた模様が放送されます。
志村さんは一般見学者と同じようにガラス越しに対面、パンくんはしきりに番組で習った技を披露しました。
2013年1月の放送では、パンくんはメスのチンパンジー・ポコちゃんと登場し、風邪予防のためにネギをたくさん食べるシーンが、同年3月には番組10周年で過去のパンくんの登場する映像を放送しています。
チンパンジーはけっこう凶暴
実はそもそもチンパンジーは、サル・ゴリラ・ボノボなど、人に近い動物の中でもとりわけ暴力性が強いことが指摘されています。
過去には、シエラレオネで幼少期から人に飼われていた巨大チンパンジーのブルーノが1人を殺害、4人に重傷を負わせて行方をくらませる事件が起こりました。
またアメリカでは、タレント的チンパンジーのトラビスが飼い主の友人に重傷を負わせて警官に射殺される、などの事件も起こっています。
ちなみに人に近い動物でもっとも平和的なのが「ボノボ」だそうです。
志村けんとパンくん
「志村どうぶつ園」で共演した山瀬まみさんによれば、志村けんさんは泥酔すると「パンくんに会いたい」と泣くこともあったほどだそうです。
志村けんさんはご自身の子供がいなかったので余計にチンパンジーのパンくんが可愛かったのでしょう。
この記事は以上になります。