その他木田元『なにもかも小林秀雄に教わった』保田與重郎と小林秀雄の接点 ハイデッガー研究者の木田元(きだ・げん)は文春新書から『なにもかも小林秀雄に教わった』という本を出している。 私は小林秀雄が好きなので思わず買い求めて読んだ。 個人的にもっとも面白かったのは保田與重郎(保田与重郎、やすだ・よじゅ... 2018.07.31その他
その他ニーチェの三段階変化「駱駝・獅子・幼子」成長の必然的道筋 フリードリヒ・ニーチェは『ツァラトゥストラはこういった』(『ツァラトゥストラかく語りき』)において、精神は「駱駝(らくだ)・獅子・幼子」の三段階の変化を経て成長する、と説いている。 ニーチェの三段階変化「駱駝・獅子・幼子」 『ツァラトゥ... 2018.07.30その他
その他加藤諦三の言葉『心の休ませ方』と『「自信が持てない人」の心理学』 自分の心や親との関係について深く悩んでいた時期、私は加藤諦三(かとうたいぞう)の著作を何冊も買い求め、貪るように読んだ。その中の言葉は、あるものは自分や周囲を分析する助けになり、あるものは私を励ましてくれた。 今回、読者のために加藤諦... 2018.07.28その他
その他母親嫌い?今東光の親孝行(小林秀雄対話集『直観を磨くもの』) 小林秀雄の対話集『直観を磨くもの』を読んでいたら、今東光の弟の今日出海と小林との対談で、今東光のことについて意外なことが書かれていた。 小林秀雄対話集『直観を磨くもの』 今東光の母親嫌い 今東光は『悪名』なんかで有名な小説家で、天台宗... 2018.07.25その他
その他柳田國男の諸著作とそれに対する小林秀雄と三島由紀夫の批評 小林秀雄は『信ずることと知ること』において、三島由紀夫は『小説とは何か』の中で、それぞれ柳田國男の諸著作について言及して称えている。 柳田國男の『遠野物語』 柳田國男が岩手県遠野に伝わる逸話や伝承を収集して記録した『遠野物語』は全体とし... 2018.07.28その他
その他土居健郎の『甘えの構造』のぬるさ 土居健郎の『甘えの構造』について書く。 土居健郎の『甘えの構造』 以前から私は「甘え」という概念に強い関心があった。だからもう数年前にもなるが、有名な土井健郎の『甘えの構造』を買い求めて読んだことがある。 『甘えの構造』の感想 私は... 2018.07.15その他
その他『田中清玄自伝』と『お父さんの石けん箱』清玄と田岡一雄の繋がり 『田中清玄自伝』 さあ、なんでもお聞きください。 冒頭、田中はインタビュアーにこう言った。 一般に「フィクサー」という色眼鏡で見られている田中に、私がそれとは裏腹の爽やかなイメージを持ち続けているのも、この一語がもたらす開放感がい... 2018.07.16その他
その他小林秀雄と三島由紀夫の対話 三島の対談集『源泉の感情』から 誰かに「小林秀雄はなぜ偉大なのか」と訊かれたなら私は何と答えるべきなのだろうか。もっとも当たり障りのない答えは、「それまで日本文学において批評対象に従属的なものだった批評を、一つの独立したジャンルとして確立したから」というものだろう。 ... 2018.05.08その他
その他『善悪の彼岸』のニーチェのアフォリズム「いたわりつつ殺す手を…」 ニーチェの『善悪の彼岸』(69節)におけるアフォリズム「いたわりつつ殺す手を見たことのない者は、人生をきびしく見た人ではない」を解釈する(説明する)。 「いたわりつつ殺す手を見たことのない者は、人生をきびしく見た人ではない」 比喩を用い... 2018.06.01その他
その他エレファントカシマシの「歴史前夜」と「歴史」 以前、YouTubeでエレファントカシマシの「歴史前夜」と題された歌を聴いて感動したことがある。しかし公式には「歴史前夜」という歌はないらしい。 エレファントカシマシの「歴史前夜」と「歴史」 エレカシの「歴史前夜」 私はこの曲に興味を... 2018.05.11その他
その他李相日監督の映画『怒り』の印象 憎しみの無差別性と怒り ※ネタバレあり。 この映画を見て、私は最初、『怒り』というタイトルは間違っているのではないか、と思った。 何故なら、『怒り』の犯人の心にわだかまっていたものは、怒りではなく憎しみだからだ。 憎しみと映画『怒り』 苦労について... 2018.04.01その他
その他【ワードプレス】パーマリンクの戻し方「やっべ、パーマリンク変えちゃった…」 私は青ざめた。 (『メロスは激怒した』風に読んでほしい) 私が思わず青ざめたのは、間違ってブログ記事すべてのパーマリンクを変更してしまったからだ。 そして前のパーマリンク設定を覚えてない。 ... 2018.12.13その他