大阪府吹田市の小学校いじめで女児が足を骨折!視力障害まで発症

大阪府吹田市の小学校で現在小学校5年生の女児が、1年生だった2015年に始まって2017年にかけてイジメを受け、足を骨折、さらにはいじめによるストレスから視力障害まで発症していたことが明らかになるというニュースがありました。

女子児童は学校のアンケートでいじめを訴えるなどしましたが、この問題は1年半にわたって放置されました。

調査した市の第三者委員会は、女子児童や両親の訴えを学校や教育委員会が真剣に対処しなかったとして厳しく批判しています。

大阪府吹田市の小学校いじめ

 大阪府吹田市内の小学校に通う小5女児が1~2年生だった2015~17年にかけ、同級生の複数の男児から暴行されるなどのいじめを受け、足を骨折していたことが12日、分かった。市が設置した第三者委員会が明らかにした。

引用:ライブドアニュース

大阪吹田市いじめの小学校とは?女子児童へのいじめの調査結果詳細

女子児童へのいじめ

1年生の時にいじめが始まる

女子児童が1年生だった平成27年の秋ごろから、5人の同級生によって突然いじめは始まったといいます。

いじめの内容は次のようなものでした。

  • 家族の悪口を言われる
  • 階段の踊り場で押される
  • ボールをぶつけられる
  • 傘やほうきで叩く
  • 蹴る
  • ランドセルにカエルの死骸をつけられる
  • 一部の男児は女児の家に押し入って2階まで追いかけ、トイレに閉じ込めた

アンケートを担任は軽視

学校ではいじめの早期発見のためにアンケートをとっており、「学校生活アンケート」を学期ごとに行っていました。

いじめを受けた女子児童は2年生になってから、1学期のアンケートに男児1人の名前を挙げて「けられた。なぐられた」などと記入していじめを訴えましたが、当時の担任は些細な意地悪と考え、女子児童に直接話を聞くこともありませんでした。

またアンケートの内容をほかの教員と共有せず、教室での女子児童の座席を、いじめをする児童の近くに配置することもありました。

女子児童の父親は後で、この「大人に対するいちばん最初のメッセージ」があったのに適切な対応がとられなかったことで、結果的に半年以上いじめが放置され、いじめがエスカレートする原因になったとしました。

そして「アンケートという形はあるけど適切に運用されていなかった。第三者委員会の報告書を教育に携わる方、全員で共有して考えてほしい」と話しています。

足首の骨折や視力障害

女子児童はいじめによって16年3月、左足首を骨折するなどのケガを負い、17年3月には心理的なストレスが原因で視力障害まで発症、PTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断されました。

女子児童は加害児童らから「しゃべったらきょうだいをなぐる(ボコボコにする)」などと口止めされていたために両親に相談できず、弱視になったことでようやく母親にいじめられていることを打ち明けました。

当時、女子児童の傘やキーホルダーがひんぱんに壊れることを不審に思い、女子児童に学校生活について質問しても、喋ると兄弟に危害を加えると口止めされていた女子児童は「自分でやった」などと言っていじめを打ち明けることができなかったということです。

母親は当時の様子を「家では明るくふるまっていた」、女子児童にあとから「口止めされて兄弟を守らなければいけないという意識から黙っていた」ということを聞いたとしています。

学校や教育委員会の不作為

2017(平成29)年3月に女子児童の両親は学校にいじめを訴え、対策を求めましたが、当時の校長はいじめに関して謝罪することはありませんでした。

数日後、女子児童は再びいじめを受けたことがきっかけで登校できなくなります。

両親は市の教育委員会に対して「第三者を入れた調査」を行うよう要望。

しかし指導室の担当参事が「子どもたちの記憶が薄れていて実態解明は難しい」などの理由で「第三者委員会を立ち上げる必要はない」と拒否していました。

女子児童の両親が、いじめ解決のために第三者委員会設置を要望していることを教育委員会の上層部が認識したのは平成29年6月になってからです。

それまでの2か月から3か月の間、教育委員会の内部で真剣に検討された形跡はなかったといいます。両親の第三者委員会設置の要望は、数か月真剣に検討されなかったそうです。

市の市の調査委員会はいじめの調査結果を6月12日に発表、同日に教育委員会は責任を認め、謝罪しています。

両親は被害届を提出・損害賠償も視野に

女子児童母親は「教育委員会は学校に任せるばかりで、調査をしてほしいと伝えても動いてくれず、なんのための組織なのかと感じた。次に同じような事案があったときには、各機関と連携しながら対応してほしい」と話しています。

両親は大阪府警に被害届を提出し、「学校が放置し、傍観者となったことでいじめがエスカレートしていった。いじめは絶対に起こってほしくないと強く願います」とのコメントを発表しました。

さらに代理人弁護士によると、損害賠償を求める訴訟も視野に検討しているということです。

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