大晦日RIZINのメイウェザー対那須川天心戦だったが、那須川選手は予想した以上に何もできずに終わってしまいましたね。
本人もとても悔しそうなのが印象的でした。
ここで対戦のルールや、戦後の榊原委員長のコメントや那須川選手のコメントから、対戦を振りかえってみましょう。
メイウェザー対那須川天心戦ルール
ルールは3分3回、また体重差については次のように報じられています。
前日計量ではメイウェザーが66.7kg、那須川が62.1kgで両選手の体重差は4.6kg。計量後のリカバーで試合当日のメイウェザーの体重はおそらく70kgを超えていただろう。一方、那須川の本来の試合時体重は57.15kgで、62.1kgというのは通常体重に近い。
引用:Yahoo!ニュース
たしかに二人が並んだところを見ても、両者の体格差は明らかでしたね。
戦後のコメントでも那須川選手は「(体格差は)メチャクチャ感じました。向かい合ってみて初めて分かりました。会見の時はそんなに感じなかったんですけどね。やっぱすごかったですね」と語っています。
またグローブですが、那須川選手が8オンス、メイウェザーが10オンスということで、これがもっと差があっても良かったのではないかと言われています。
戦後のコメントで、榊原委員長は「本当はメイウェザーにもっと重いオンス(のグローブ)をはめるべきだったのかなと思います」と語っています。
ルールのせめぎ合いの中で、もう少し那須川選手に有利なルール設定ができたんじゃないか、ということです。
榊原委員長は戦後のコメントの中で、マッチメイクに関して悔いている様子は伺えないのですが、ここだけが唯一わずかな悔いの見えるところでした。
榊原コメント
基本的に榊原委員長は、「競技をやるつもりはない」と述べ、あくまでもそこで生まれた作品をどう評価してもらうかだった、と述べています。
また「チャレンジ」という言葉も使っており、つまり勝敗を踏まえても、けしてマッチメイクに関して悔いてはいないという表現をしています。
「ボクシングをする気はなかったんです。天心とメイウェザーが向き合うのに、ボクシングに近いルールになっただけで、これは果し合いなんですよ」と、そもそもこの試合はボクシングではなく“果し合い”だったと説明した。
引用:Yahoo!ニュース
また榊原委員長は、こんな体格差のある試合をやるべきではなかったという批判に対して、「やってよかったと思う」とはっきり述べて、後悔はしていないようです。
まとめ
那須川選手はショックを受けてはいますが、成長の早く、何でも吸収してしまう同選手のことですから、これでなおさら大きな飛躍の機会になるのではないでしょうか。
ただし戦前の欧米のメディアの反応では「勝負にならない」というコメントが多く、さすがにそれは言い過ぎではないかと思ったのですが、蓋を開けてみれば彼らの方が正しかったというのは、個人的には悔しさを感じざるをえませんでした。
これからも那須川選手を応援していきたいですね。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。