かねてから解散の噂が取りざたされていた絆会(絆會・元任侠山口組)でしたが、近く解散する予定だという情報が出ています。
絆会傘下組織は解散後、六代目山口組に吸収される流れか|司興業・弘道会
※新たに現代ビジネスで溝口敦が「絆会の解散は正式に撤回された」としています。

絆会(織田絆誠の元任侠山口組)の解散が確定か
本日2020年7月10日の沖縄タイムズの報道によれば、昨日9日に、捜査関係者への取材で近いうちに解散する方向で検討しているということです。
◆指定暴力団「絆会」解散へ | 沖縄タイムス紙面掲載記事 | 沖縄タイムス+プラス https://t.co/YZKMKAt24K
— 本部長 (@yokohamabj) July 10, 2020
沖縄タイムズははっきり、噂レベルではなく、「近く解散する方向で検討していることが9日、捜査関係者への取材で分かった」と報じています。
絆会(絆會)解散の理由とは
絆会解散の理由については、現在のところ、
- 組員の減少のため
- 脱反社を目指すため
と二通りの理由がいわれています。
2については、絆会は当初から「脱反社」という理念を掲げており、それでも意に反して当局から指定暴力団とされたことからこのような行動に出たということです。
絆会(絆會)とは
絆会は旧・任侠山口組(今年1月に改称)、金禎紀(通称・織田絆誠)組長(53)が組織のトップを務めています。
絆会は「三つの山口組」の一つとして知られる絆会ですが、警察庁によると、昨年の時点では構成員は1都1道1府9県に約300人で約100人ほど減少しています。
2015年8月に山口組から離脱して神戸山口組が結成され、その神戸山口組から2017年4月に離脱して結成されたのが「任侠山口組」です。
- 神戸山口組から2017年4月に離脱
- 離脱の理由は人事や金銭負担と見られる
- その年の9月に金組長の乗った車両が襲われ、警護の男が射殺される
- 2020年1月に任侠山口組から「絆会(絆會)」に改称
3月下旬にも解散の噂
絆会は今年1月に「任侠山口組」から改名、これまでも解散の噂が挙がっていました。
解散の噂は今年の3月下旬にもあり、この時、
- 「マスコミを集めて会見を行う」
- 「4月1日に解散届を出す」
という噂がありました。
当時、3月下旬に大阪で執行部会が開かれて、その席でこのような話が出たのではと言われていました。
この解散説で六代目山口組や神戸山口組は、絆会からの引き抜き工作を加速させたという情報も出て、実際に中村彰宏組長の三代目大平組は弘道会の野内組の傘下に入りました。
最後に
もし絆会の解散が事実であるとすれば、三つの山口組が二つになって「三すくみ」の構造が崩れるため、抗争が激化する、もしくは再編・統合が加速する可能性があるかもしれません。
この記事は以上になります。