【閲覧注意】健心会の殺し屋を住吉会ヤクザが返り討ち動画?内輪揉め説・尼崎の事件説も

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最近、「健心会の殺し屋が住吉会のヤクザに返り討ちに合い、血まみれにされている」としてSNS等で拡散された動画があります。

動画はかなり凄惨なもので、刺青を入れた半裸の男性がブルーシートの上で左目から流血しており、会話もかなり鮮明に聞こえる様子が撮影されています。

しかし内容について、ある情報源は「住吉会は関係なく健心会の内輪揉めであり、事件は5年以上前のもの」と主張しています。

さらにそれとは別に、ネットメディアの「トカナ」は、5年以上前の事件ではなく比較的最近のものである(2020年11月)という情報を発信したようです。

この動画について調べました。

相当に凄惨な内容ですので、心臓の弱い方は閲覧に十分注意してください。
自信がない方は無理に見ないことをお勧めします。

健心会の殺し屋を住吉会ヤクザが返り討ち動画?内輪揉め説も

健心会の殺し屋の住吉会ヤクザによる返り討ち動画?

どこから最初にこの動画が流出したのか定かではありませんが、Twitterで見る限りはこちらの方が最初かもしれません。

同アカウントは「@KYOKAKU893」という部分からヤクザ関係者である可能性があり、「スカウト狩り」の双子の木山兄弟の情報などにも通じている方です。

こちらの方のツイートでは、動画で流血している中年男性は「健心会の殺し屋」で、さらにその人をいたぶっているのが「住吉会のHさん」と、住吉会という組織名と「Hさん」という具体的なイニシャルまで出しています。

2人の会話を聞き取れる部分だけピックアップすると、流れは次のようなものです。

A「なんや、あの、表におるな、若い衆か知らんけどな、連れてこいそいつも刺したるから。呼べ!」

B「いてません」

A「えっ?」

B「いてません」

A「分かっとるわ」

A「ほんならお前、○○も○○もなしでどうやってきたねんな?何すんねん」

A「なめとったらアカンど!ぶち殺してまうぞ!」

B「分かってます‥」

A「お前いい根性しとるわ。わしの家にの、今まで一人で来た奴おらへんわ。若いの持っての。『殺し屋』言われたんで。あなたも何人バラしたか知らんけどな」

A「ほんま‥なめとったらアカンど、こら」

B「分かってます」

A「こらっ!ほんま…。○○なめとったらアカンど。お前ちょっと、」腹もなんか刺し‥‥ケツ刺したるわ」

B「勘弁してください」

A「お前今日も○○も○○も持ってきてないで作業着もなしでどないして来たんや、、、お前こら、ブルーシートの真ん中座らんかい!」

「健心会の殺し屋が住吉会ヤクザに返り討ちにあった動画」として拡散

このように、動画は「家に来た健心会の殺し屋を住吉会のヤクザが返り討ちにした動画」として受け取られ、ブルーシートの上であることからも、実際の殺害動画として物議をかもしました。

さらには、『健心会の殺し屋』とされる人物の左目の流血は「左目を刺された」として、またこの人物の局部が赤黒くも見え、動画の最後の部分で何か曲がった棒のようなものを手にしていることから、「局部を切り取られた」ともされて物議をかもしました。

話題の中心になった「健心会」は六代目山口組の三次団体で、上部団体は三代目弘道会です。

山口組・住吉会と違う系列の名が出てくることから、「住吉会と山口組の抗争の動画・証拠か」とも解釈する方もいたようです。

健心会の内輪揉め説

しかしその後、「これは健心会の殺し屋の住吉会ヤクザによる返り討ちの動画などではなく、健心会の内輪揉めの動画である」とする情報が出て、現在ではこちらの見方をする方が主流になっている様子です。

この情報を発信したのは、夜の街・ヤクザ半グレ・陰謀論関係の情報を出している「日本の黒い霧(国際NGOだいわピュアラブセーフティーネット)」というブログです。

記事では、

  • 動画は抗争動画ではなく、6代目山口組・健心会組員同士の内輪揉め動画
  • 暴行しているのは大阪市住吉区に住む健心会組員
  • 暴行されているのは西成区に住む元土谷組で健心会組員
  • 5年以上前の事件で加害者は既に懲役4年を務めて出所
  • 被害者は殺し屋ではない
  • 加害者ヤクザの「大阪市住吉区」という情報が徐々に「住吉会」に転じて拡散

としています。

だいわりゅう氏はYouTubeの動画解説もしており、同じものについて解説した動画で、「最初は(正しく)『住吉区の事件』として拡散されていたが、いつの間にか住吉会になっていた」としています。

被害者も関西弁であることから、勝手に「山口組」と推測されて拡散されたといいます。

6代目山口組健心会組員同士の内輪揉め動画がネットで拡散。住吉会、殺し屋というデマが広がる。

たしかに東京・関東の人間がほとんどのはずの「住吉会のヤクザ」が関西弁を喋っているのは違和感があり、こちらの説の方が正しいように思えます。

また数年前のものが急に出て、「最近起こったこと」のように取られてしまうのも、SNSではよくある話です。

被害者のヤクザは殺されたのか?

では当初「健心会の殺し屋」とされた被害者はどうなったのでしょうか。

先述した情報によると、加害者のヤクザは「懲役4年を務めて出所」とされています。

量刑は殺人罪が最低でも「5年以上の懲役」、傷害致死が最低でも「3年以上の懲役」です。

裁判の判決で傷害致死になった可能性がなくはないですが、被害者が死んでいたらこれだけ凄惨な事件で4年程度の懲役で済むとは思えないので、被害者は死ななかったのではないでしょうか。

もっとも、もし左目失明で局部喪失が本当なら「それなら良かった。めでたしめでたし」とはならないですが‥‥。

【トカナ】2019年11月の尼崎の事件で2020年に逮捕

ここから追記です。

ネットメディアのトカナは、2020年11月26日の記事で当初、この映像について「九州のヤクザによる拷問」として報じましたが、どうやらその後の取材で事実が判明したらしく「尼崎の事件」として報じています。

しかも、だいわりゅう氏の主張するように「5年以上前の事件」ではないそうです。

しかし、これは2019年11月に尼崎市の住宅街で起きた事件だということが判明した。現場となった民家の1階やドアや外壁に弾痕とみられる3箇所の穴が発見されている。詳しい人物によると犯人は犯行当時薬物を使用していた可能性もあり、今年に入って逮捕されているそうだ。

引用:トカナ

2019年11月といえばつい昨年のことで、しかも逮捕されたのは今年だといいます。

これはだいわりゅう氏の情報と完全に食い違っています。

5年前の事件か、2019年11月の事件か

いったいだいわりゅう氏の情報とどちらが本当なのか?

トカナが事件が起きたとしている2019年11月といえば、27日に自動小銃で神戸山口組・三代目古川組の古川恵一総裁(59)が10発以上銃撃され死亡する事件が起き、後に元山口組組員(おそらく偽装破門)の朝比奈久徳容疑者(52)が逮捕されています。

一方、今年2020年11月18日にはトカナが伝える事件概要とよく似た事件が起きています。

 18日午前0時15分ごろ、兵庫県尼崎市南武庫之荘5丁目で、住民から「パンパンパンと3発聞こえた」と110番があった。駆け付けた捜査員が、付近の住宅の玄関のドアや外壁に3カ所の弾痕を確認した。尼崎市では3日に暴力団組長ら2人が銃撃される事件が起きた。捜査関係者によると、住宅はこの事件で逮捕された山口組系組員と同じ組の傘下組員の居宅とみられ、報復の可能性がある。

尼崎北署によると、ドアに貫通したとみられる一つの弾痕、外壁に二つの弾痕があった。発生時は住人の男女2人がいたが、けがはない。

引用:山口組系組員宅に発砲か、兵庫

「尼崎の住宅」「玄関のドアや外壁に3カ所の弾痕」と、トカナが伝える事件概要とよく似ています。しかし日付は2019年ではなく2020年で、怪我人はいないとのこと。

事件概要だけ見ると2020年11月の事件によく似ており、しかしトカナは「2019年11月に尼崎市の住宅街で起きた」としています。

トカナは2つの事件を混同しているのか?

それとも大きく報道されていないもう一つの事件があるのか?

しかし日本で銃器が使用された事件があれば、報道されないということはない気がします。

トカナの情報源がどのようなものかは分かりませんが、今回に限っていえば、だいわりゅう氏の情報の方が信ぴょう性があるような気がします。

これは銃器不使用のため報道されなかった(単なるヤクザの私的なもめ事で、報道するほどのものではないとメディアに判断された)事件だったのではないでしょうか。

もっとも、「どちらも間違い」という可能性もなきにしもあらずですが…。

この記事は以上になります。

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