維新がロシアに謝罪?謝罪したのは誰?片山共同代表と馬場幹事長?

北方領土を取り返すためには戦争もやむを得ないのではないか、という主旨の発言で日本維新の会を除名されることが決定した丸山穂高氏が、今度はロシアに謝罪した維新の会の議員を批判するようなツイートをしたことで話題になっている。

このツイート、またロシアに謝罪した日本維新の会の議員とは誰なのかを調べた。

丸山穂高が維新の議員を批判

 北方領土を巡る戦争発言で日本維新の会を除名された丸山穂高衆院議員は19日、駐日ロシア大使に丸山氏の発言を謝罪した維新幹部を批判した。「完全に意味不明な対応」と自身のツイッターに投稿した。

引用:ライブドアニュース

丸山穂高のツイート


問題の部分は、「また、ロシアへの『おわび』は完全に意味不明な対応かと。あの場での不適切性や元島民の方々への配慮を欠いていたことに対して謝罪し、除名処分にも従った。しかし、おかしなことにはおかしいと申し述べる。」という部分であろう。

ここで丸山氏は処分には従うが、自分にとって道理が通らないと思えることははっきり指摘する、と述べている。

ロシアに謝罪した日本維新の会の議員とは?

ところで丸山氏が言っている、ロシアに謝罪した維新の議員とは誰のことなのだろうか。

日刊スポーツの記事でこのように報道されている。

維新の片山虎之助共同代表と馬場伸幸幹事長は17日、東京都内のロシア大使館でガルージン大使と会い謝罪。「わが党にいた議員の発言で不快な思いをさせた。維新の考えでは全くない」などと伝えた。

維新代表の松井一郎大阪市長は19日、片山氏らの大使館訪問について「これまでの外交努力を無駄にしないためだ」と自身のツイッターに書き込んだ。丸山氏に対しては「辞職して出直してください」と重ねて決断を求めた。

引用:日刊スポーツ

謝罪したのは片山虎之助共同代表と馬場伸幸幹事長だという。維新の片山虎之助と馬場伸幸は、ロシア大使館に出向き、ガルーシン大使に対して「党の考えではない」と釈明した。

それに対しロシアのガルーシン大使は「戦争という言葉とロシアの混乱を望むようなことが非常に不快だ」と答えたということだ。

日本維新の会 外交能力がなかった ロシアに謝罪で

さらにこの謝罪に対し、松井一郎も自身のツイッターで、「これはこれまでの外交努力を無駄にしないため」と述べて援護射撃しているということは、これは日本維新の会が党全体としてまとまってこのような行動に出たということになる。


「これまでの外交努力を無駄にしない為です」まではともかく、「辞職して出直して下さい」は必要なのか。妙に言葉がきつい気がする。

あまり普段から丁寧に政治ニュースをチェックしていないためなのか、驚いてしまった。また「ある意味安心しました」も皮肉めいている。

それとも、禁酒の誓いを破った上の失言で党に迷惑をかけた上、まだ突っ張っているのだから、これくらい険悪なのは当然なのだろうか。

最後に

今回の騒動の前段にまで言及するなら、丸山氏が出した離党届を受理せずに除名処分にした日本維新の会にはやや意地悪さを感じた。

そして今回の件だが、政治的な意見について述べたり考えたりする時にはいつも難しさや迷いを感じるものの、それでもあえて言うなら、丸山氏の「除名処分には従ったが、おかしいことはおかしいと述べる」という発言は、一見勇ましく毅然としているように見えるが、以前誓った禁酒の誓いを破って失敗した直後にこのようなことを言えてしまうというのは、やはり丸山氏には謙虚さが足りないのではないかと思う。

また以前聞いて感心した、同じく「戦争」という言葉を北方領土問題について使った鈴木宗男の発言を思い出した。

記憶が正しければ鈴木宗男は、「戦争でとられたものが交渉のみで返ってくるというのは前例がない」と述べることで、間接的に「基本的に戦争でとられたものは戦争でしか取り返せない」ということを述べた。

(記事内で挙げた動画によれば、これは9年前にロシアのメドベージェフも類似の発言をしていたとのことである。もしかすると鈴木もそれを意識して発言したのかもしれない)

これは逆に、戦争でとられたものを話し合いのみで取り返そうとする日本の北方領土交渉が、如何に大前提として難しいものであるかを示しており、私はむしろそうした困難を理解した上で北方領土問題に熱意を傾けた鈴木宗男の政治家としての気骨や覚悟を感じて心を打たれた。

しかし、その鈴木が使った場合における「戦争」と比べて、やはり丸山氏の「戦争」という言葉はあまりに軽すぎるという気がする。

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