陰謀論3大証言|陰謀論においてどのような証言が信ぴょう性を持つか

陰謀論重要証言・証言者

今回は、筆者が独断で「陰謀論3大証言」としているものを取り上げ、それに付随して「陰謀論においてどのような証言が信ぴょう性を持つか」と題して書きました。

陰謀論といえば、しばしば知性に欠ける狂信的な人物が、根拠薄弱な極端な説が事実であると断定的に流布する、というイメージを持つ方も多くおられると思います。

しかし、そうしたイメージを持つ人でも、(それを信じることが怖いという心理的障壁を乗り越える強さを持っているならば)一笑にふすことの難しい証言というものが存在すると思います。

それが今回取り上げる「陰謀論3大証言」で、それらは既に当ブログでも紹介済みです。

それにくわえ、なぜそれらが信用するに値するのか(信ぴょう性が高いのか、言い換えれば容易に否定できないということ)を、「陰謀論においてどのような証言が信ぴょう性を持つか」と題して解説しました。

この記事は耳眼を引くような陰謀論の新展開について書いたものではないため、そのようなものを求める人には不向きな記事です。

一方で、陰謀論界隈ではどうしても根拠や判断材料も示さずに、「○○は××だ!」という断定的な書き方をすることが非常に多いもので、そういうことにウンザリしている方も多くおられると思います。

そのため、「陰謀論は(たとえその一部分であれ)事実なのか、関心は持っているものの事実と判断すべきなのか迷いを感じている」「それらを信じるだけの証言を示してほしい」という人には参考になると思います。

では、興味があればどうぞご覧ください。

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陰謀論においてどのような証言が信ぴょう性を持つか

陰謀論3大証言

さて、私は次の3つを、ネット上でふれることのできる「陰謀論3大証言」として、(勝手に)考えています。

それは、

  1. オランダの銀行家、ロナルド・ベルナルド氏のイルミナティ告発の証言
  2. 故アーロン・ルッソ監督によるニック・ロックフェラーとの会話の証言
  3. ニコール・キッドマンによる故スタンリー・キューブリック監督との会話の証言

この3つです。

先に出したものほど信ぴょう性が高く、実のところ今回取り上げたものはもっとも「弱い証言」ではあるのですが、それでもともかく3つ目として「ニコール・キッドマンによる故スタンリー・キューブリック監督との会話の証言」を挙げておきます。

まあ単純に2つだけだと少し寂しいという理由もありますが、膨大な陰謀論を流布するブログ、陰謀論者の著書がある中で、なぜこの3つを重要視するかというと、それには次に説明するような理由があります。

陰謀論の証言が信ぴょう性を増す条件

それは筆者が独自に考えている、「陰謀論証言の信ぴょう性の基準」と合致するためです。

陰謀論においてどのような証言が信ぴょう性を持つかといえば、筆者は次のような条件に合致すればするほど信ぴょう性が増すと考えています(必ずしもすべて該当する必要はありません)。

  1. 証言者が顔出し・名前出しをしている(匿名でない)。
  2. その人物がもともといわゆる「陰謀論者」ではない。
  3. 当事者・元当事者である。
  4. あるいは当事者から直接知識を得た。
  5. 誰かに騙された可能性があるかどうか(ない)。
  6. 嘘をつかない人物であるか、もしくは嘘をつく必要がない。

ロナルド・ベルナルド氏の証言は、1・2・3・5・6と(5については確認はしづらいものの、そのような大掛かりな嘘をついてロナルド氏を騙す理由がないということで)5つ当てはまります。

さらにアーロン・ルッソの証言は、1・2・4・5・6とこれも5つ当てはまりますが、「元当事者である」と「当事者から聞いた」という部分の優劣で、ロナルド氏の証言の方が優位性を持っています。

ニコール・キッドマンによるキューブリック監督の言葉の証言は、1・2・5・6と、5については断定しづらいものの、いちおう4つ当てはまります。

しかし5の弱さもある(キューブリックが誰かに騙された可能性もあるかもしれない)ということで、3.5点ぐらいでしょうか。

もっとも重要なのは「陰謀論を信じたい人の証言でない」こと

そしてこの中でも特に重要視するのが2と6です。

実際に陰謀論3大証言として取り上げた3つの証言は、この2と6の両方が当てはまるために筆者は特に重視しました。

  1. 証言者が顔出し・名前出しをしている(匿名でない)。
  2. その人物がもともといわゆる「陰謀論者」ではない。
  3. 元当事者である。
  4. あるいは当事者から直接知識を得た。
  5. 誰かに騙された可能性があるかどうか(ない)。
  6. 嘘をつかない人物であるか、もしくは嘘をつく必要がない。

順番に説明しますが、まず1については、誰でも分かると思います。匿名では何の責任もともなわないため、何でも言いたいことが言え、そこに信ぴょう性を見出しにくくなります。

2の「その人物がもともといわゆる『陰謀論者』ではない」は非常に重要で、というのも「陰謀論者」というのはいわば「陰謀を信じたい人」であり、もともと陰謀論的気質のある人物が「陰謀論は事実だ」としたところで、説得力を持たないからです。

したがって、一般にその証言者が陰謀論に飛びつかないようなイメージの人ほどその証言の信ぴょう性は高まります。

3の「元当事者である」は誰でも分かりますが、秘密結社の内情は文字通り「秘密」なのですから、元内部関係者であることは有利になります。

一方で、一見それ以上に有利であるかのように見える「(現)当事者」はかえって信頼性が低下します。

というのも、彼が自分の属する秘密結社・組織のイメージ向上のために何らかの偽りの情報操作を行っている可能性があり、なおかつ「当事者である」と自称することは、その人にとって自己顕示欲や虚栄心をくすぐる行為かもしれませんので、嘘をついている可能性が高くなってかえって信ぴょう性が低下してしまうのです。

4の「当事者から直接知識を得た」も3の「元当事者である」と同様で、元当事者ほどの内部事情は知らずとも、当事者本人に聞いたというのは信ぴょう性が増します。

さらに5の「誰かに騙された可能性があるかどうか(ない)」も分かりやすいと思います。「どうやら、誰かに嘘を吹き込まれたというわけではないらしい」ということです。

6の「嘘をつかない人物であるか、もしくは嘘をつく必要がない」は、その人物が嘘をついているかどうか、ということですが、これは言い換えれば「利害関係者ではない」ということでもあります。

たとえばその人物が陰謀論者であれば、彼あるいは彼女は陰謀論による著書などで生活することもあるでしょうから、「嘘をつく必要がある人」になってしまい、その証言の信ぴょう性が低下してしまいます。

要するに極論すれば、証言者が「そのようなことを言ったところで何の得もない」人であることが重要です。

ニコール・キッドマンの証言はその典型例で、彼女はそのことを言ったところで(かえって身の危険が増す可能性こそあれ)何の得るところもないでしょう。

もっとも重視する2と6は、「陰謀論を信じたい人」による証言ではない、ということでその意味では通底しています。

というのも、人間というのは「信じたい人はそれを信じるから」です。

たとえば陰謀論界隈が発信する情報をすぐに盲信せず一旦は保留しなければいけないのは、そこには「陰謀論を信じたい人」に溢れているためです。

記事媒体の信用性

また、記事媒体の信用性については、そのメディアが主流派メディアであるか、「TOCANA」のような傍流メディアであるかは重要視しません

というのも、傍流メディアは警察・政治家への直接的な繋がりによる取材力という点で主流メディアに見劣りするものの、一方で主流派メディアは広告主への配慮や常識的な世界観とずれるものは報じにくい、などといった特殊な事情を抱えています。

したがって特に誰もが興味を持つ政治的事件の速報や正確な日付などの事柄ならともかく、こと「陰謀論の証言」という点では、主流派メディアと傍流メディアに優劣の差はないと考えるからです。

またある意味で、オカルトメディア「TOCANA」は、陰謀論的メディアであり、そのために「陰謀論を信じたい側」でもあるといえると思います。

だからその部分では「TOCANA」発信の記事は不利になるのは確かなのですが、とはいえニコール・キッドマンやロナルド氏の記事を捏造までして発信するとも思えず(実際にそれぞれの第一報はTOCANAによるものではありません)、6の「嘘をつくとは思えない」に合致するという点で信ぴょう性に欠けるとは判断しませんでした。

というわけで、今回の記事はこれで以上になります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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