稲村亜美の関東リトルシニアの始球式騒動について考えること

今月10日、東京の神宮球場で行われた関東リトルシニアの始球式で、数百もの男子中学生がタレントの稲村亜美さんに押し寄せるという騒動が起きた。

稲村亜美の関東リトルシニアの始球式騒動

同日夜の本人のコメント

稲村亜美は同日の夜にSNSで「選手の熱気がすごく伝わってきて色々とハプニング?も起きてしまいましたが、みなさんのパワーが伝わってきてわたし自身は貴重な経験をさせてもらえました」と発信した。

ネット上の声

それに対して上がったネット上の声を大別すると、

①「神対応」「大人の対応」「プロ意識を感じる」等の彼女の仕事に対する姿勢を賞賛する声

②「これはれっきとした性被害」「プロ意識では済まない、犯人の中学生には厳重な処分を」と性被害を強調して①に対して批判的な声

大略このように分けられる。

私自身の見方

私自身はどちらかといえば②に批判的な①に近い立場だった。

私が考えたのはこんなことだ。

彼女自身が「私は大丈夫だ」と、被害者としてではなくタレントとしての仕事を優先することを決断したのに、何故本人の決断を尊重できないのだろう。

もしこれが強姦されて女性が同じコメントを発表したなら明らかにおかしいが、相手は中学生なのだから、稲村亜美にどれほど恐怖心や被害感情があったかどうか本人にしか分からないではないか。

タレントにとって「自己イメージ」は死活的に重要だ。

②の声がごり押しされて稲村亜美に「性被害者」のイメージがつき、極端な話、稲村亜美に本人にとって不本意だろう「性被害者としての講演」のような仕事しか来なくなったのなら、②の人たちはどう責任を取るのだろう。

所属事務所からを通しての公式コメントから見る本人の思い

だが所属事務所の浅井企画を通しての公式コメントを読んで、私自身がそれに近かった①も、②もどちらも違うのかもしれないと考えた。

私自身に怪我はなく押しつぶされたような事もありません。ましてネットで一人歩きして書かれてるいような事(痴漢行為)は、ありませんでした。
(原文のまま)

①も②どちらも違うのかもしれないというのは、①も②も「彼女に被害感情があったこと」を前提に考えられているからだ。

実際に稲村亜美本人は「イガグリ頭がたくさん集まってきた」くらいに思っただけなのかもしれない。

おわりに

今回もこの記事を書くために沢山の関係記事を読んだが、特に「そもそも野球界のトップであるプロ野球に公の場で女性の性を売り物にする『セクシー始球式』の演出があまりに多いのが問題」だとする石黒隆之氏の「そもそも論」には「なるほど」と思った。

3月10日に神宮球場で行われた中学生野球の関東大会開会式。この日、始球式を務めたのは“神スイング”でおなじみのタレント、稲村亜美さん(22)。しかし、彼女の身にとんでもないハプニングが起きてしまいました。

またこのような場面では集団心理から悪気がなくともつい周囲と同じ行動を取りがちなのに、怒鳴って制止したという「世田谷西のキャプテン」の振る舞いを称えたい。

ネット上で「世田谷西のキャプテン」の顔や名前を詮索しようとする記事を見つけたが、野球部のキャプテンになったほどの少年なのだから、高校進学後も野球を続けるのだろう。

野球と関係のない雑音で、野球に専念したいであろう本人の邪魔にならないよう、彼に見習って我々も自制すべきだろう。

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