『腐女子カースト』配信元が謝罪&配信停止、炎上や批判の理由とは?

しばらく批判が寄せられ続けて炎上していたコミックエッセイの『腐女子カースト』だが、とうとう配信元が謝罪の上、配信停止になってしまったようだ。

批判の理由や配信停止までの経緯を調べた。

『腐女子カースト』配信元の謝罪文

『腐女子カースト』


『腐女子カースト』は原作かわいこなみさん、漫画おくいぞめさんによる漫画。

いつページが消滅するか分からないがリンクを貼っておく(既に読むことはできなくなっている)。→『腐女子カースト』

『腐女子カースト』はタイトル通り「腐女子(BL好きの女子)」内のカースト・ヒエラルキーについて風刺した漫画のはずだった。

ところが蓋を開けてみると、多くの読者が連想したような内容ではなかったらしい。

内容はもともとこのように説明されている。

「えーッ!よくそのカッコで出歩けるー!!」腐っても女。腐女子の世界にも、オンナ同士の熾烈なマウント合戦が存在した――!腐女子といえば、皆さんどんなイメージをお持ちですか?教室の隅っこでBL漫画を読んでる、ヒエラルキーの底辺?しかしそんな底辺の中にも、実はさらなるヒエラルキーがあるんです…!「同居人くん」アピールをしまくる女や、BL漫画の女性キャラにやたら共感してイイ女アピールする女など、自己顕示欲を垂れ流す、腐女子のリアル事情とは――尖ったツッコミが癖になる、新感覚腐女子エッセイ

引用:https://www.cmoa.jp/title/157117/

『腐女子カースト』の炎上・批判

専用アカウントも削除

炎上したためにもともとあった専用アカウントも削除された。

ネットでは、「創作活動の実力などのカーストではなく、単なる容姿批判だった」「腐女子ならではのカーストではない」など批判が殺到。また「本当の腐女子カーストとは」といった大喜利が始まり、一時はTwitterトレンドの上位に「腐女子カースト」がランクインし続ける状態となっていました。

引用:ねとらぼ

そして現在そうであるように配信停止ということになった。2019年1月22日現在コミックシーモアの『腐女子カースト』のページはこのようになっている。

結局どのような点で炎上してしまったのか要約するなら、

  • そもそも「腐女子のカースト」とは言えない。
  • 容姿や体形のマウンティングなどが中心で、昔から言われている一般的な女性のカーストを表現したものに過ぎない(そしてその表現自体が不快)。
  • 自分だけは可愛く描いていて、上から目線に感じられた。

こういったことが中心のようだ。

他にもこのような声があった。

「毒舌コミック」として売り出したかったんだろうけど、ただの罵りマウント漫画でしたからね。
表紙を一目見ただけでも、作者本人以外の腐女子の絵を、何故ここまで醜く描く必要があったのか解らない。
これで批判されないと思っていた編集部と作者の常識を疑います。
自分は腐女子ではないけど腐女子をいじるというのなら好感持てないなー。
自身も腐女子と言うのならこの絵の最下層の人間見たくメガネで無精髭生やしてほうれい線出て日常生活を過しているのなら好感持てたけど。

内容知らないけど、この表紙見る限り、真ん中で上に登ろうとしてるのが作者だよね。
一番マウント取りたかったのは作者自身。

最後に

私がこの件について驚いたのは、配信元が謝罪の上、配信停止まで至ってしまったというそのことだ。もし本当に一部で疑われているように「炎上商法」なら別だが、私にはそうは思えなかった。

この事件が特殊なのは、端的に言えば作者はつまらない・くだらない・程度の低い漫画を描いたに過ぎず、配信元はそれを配信したというただそれだけだからだ。

つまらない映画を公開したからといって監督が謝罪しないように、この謝罪と配信停止自体が異様な事態だと咄嗟に感じ、そのことに驚いた。

いうなれば、本質的には何の罪も犯していないにも関わらず、このような謝罪&配信停止という結果に至ったということは前代未聞であると思う。

例えばこの事件には、最近バッシングされた松本人志の指原莉乃に対する失言のような、ごくわずかであれ分かりやすい明確な悪というのが何一つ含まれていないのである。

問題は単に内容がつまらなかった、不快だったというそれだけである。

にも関わらず、炎上・批判に耐えきれずに配信元は謝罪してしまった。

唯一の救いは、配信元のCOMIC維新りあらが「本作品の制作に関しては、当社が全ての責任を負っています。作画担当者様はもちろん原作担当者様も、当社からの依頼を受け、執筆頂いているものになります」と全面的に原作者や漫画家をかばっているということだ。

考えすぎかもしれないが、この事件は何年後かに我が国のSNS史を振りかえった時、格別記録されるべきとされる事件になっているかもしれない、と私は感じている。

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