池袋で87歳の高齢者である飯塚幸三氏がプリウスを暴走させて2名を死亡させた他、多くの怪我人を出したことをめぐって、まだ真偽両方を含んだ情報が多く飛び交うような混乱が続いている。
そんな中で【BuzzFeed Japan】という有名サイトが、新たに池袋暴走事故をめぐる記事を配信した。
そこには「ほわほわブログ」というブログが、池袋暴走事故の犯人・飯塚幸三氏のデマ情報の発信源となってしまったということが書かれていた。
この「ほわほわブログ」と該当の記事をめぐる事柄を調べてまとめた。
「ほわほわブログ」と飯塚幸三をめぐるニュース
この事故をめぐって拡散しているのが、「ほわほわブログ」という匿名ブログの「飯塚幸三の息子は安倍晋三の政策秘書?孫はレイプ犯」という記事だ。
ネット上の情報を継ぎ合せ、安倍首相の政策秘書だった飯塚洋氏が、運転していた飯塚幸三氏の息子であるという「情報を入手」した、としている。(略)
その根拠は名前とともに、二人の「年齢差」だった。
Twitterなどで指摘されていた二人の「現在の年齢」(62歳、87歳)を引用しながら、「親子関係に信ぴょう性が持てますね」「安倍政権下で手厚く保護される理由も納得できる」などと記していた。
さらに、週刊ポストが2006~07年にかけて、飯塚洋氏について報じた複数の内容を引用。その息子が起こしたとされる事件などに触れながら、「飯塚家の不祥事」などとまで言い切った。(略)
当該ブログはすでにタイトルを「飯塚洋は飯塚幸三の息子ではなかった?」と変更。「こちらの情報は誤りだった可能性が高まっています」「同じ飯塚姓=親戚関係?」などと修正、加筆している。
引用:https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/ikebukuro-post
「ほわほわブログ」の飯塚幸三をめぐる記事とは?
「ほわほわブログ」の該当記事は、池袋事故の犯人の飯塚幸三氏が安倍晋三総理の政策秘書・飯塚洋氏の父親であり、さらに飯塚洋氏の息子が当時知り合っていた13歳の少女を監禁して性的暴行を加えたことを取り上げていた。
つまり親族関係として、飯塚幸三(池袋事故犯人)――飯塚洋(安倍の元政策秘書)――飯塚洋の息子(性犯罪事件を起こす)という繋がりを主張したことになる。
もし飯塚幸三氏と飯塚洋氏の繋がりが間違いないなら、自動的に飯塚洋氏の息子と飯塚幸三氏も祖父・孫という血縁関係が証明される。
したがってそこから「飯塚幸三の息子は安倍晋三の政策秘書?孫はレイプ犯」というタイトルになったわけである。
もちろん既に明らかになっているように、週刊ポストの記事によれば飯塚洋氏の父は「光」という名前らしく、飯塚幸三氏と飯塚洋氏には血縁関係はないらしい。
したがって飯塚幸三氏と性的暴行事件を起こした飯塚洋氏の息子も血縁関係はない。
既に該当記事は訂正済み
該当の「飯塚幸三の息子は安倍晋三の政策秘書?孫はレイプ犯」という記事は既に訂正されて、タイトルも「飯塚洋は飯塚幸三の息子ではなかった?新情報で親子関係は否定!」に変えられている。
その名の通り飯塚洋氏と飯塚幸三氏の親子関係を否定し、間違っていた部分を訂正した記事である。
また「BuzzFeed Japan」の記事を読むと誤解する向きもあるかもしれないので一言しておくが、飯塚幸三氏と飯塚洋氏の親子関係は否定されたが、安倍政権に近しい人間だった飯塚洋氏の息子が飯塚洋氏の自宅で少女に暴行を加えたということまで否認できたわけではないということは強調しておきたい。
知られている割に、騒ぎにならない、怪事件。 安倍晋三の政策秘書(当時)・飯塚洋氏の息子が、13歳の少女を監禁レイプした、として被害者に訴えられ、身柄を拘束された。 (週刊ポスト) https://t.co/Ir6irBoKIl pic.twitter.com/QIiXEyv9Mh
— ⛵️motty⛵️ (@novtnerico) August 29, 2017
「ほわほわブログ」の記事によれば、飯塚洋氏の不登校だった息子は、同じく不登校の少女と2006年8月頃に知り合い、飯塚洋氏が安倍総理の政策秘書を辞任した翌月の2007年4月頃、飯塚洋氏の自宅・飯塚洋氏の部屋の隣室において少女に性的暴行を加えたとのことである。
偶然に過ぎないだろうが事件発生後に洋氏が政策秘書を辞任したなら、事件の火種が広がらないようにこっそり辞任したと解釈されたろうから、事件が辞任後だったのは安倍総理にとっては運のいいことだった。
もちろん事件そのものが起きなかったなら誰にとっても最善だったのだが。
訂正後の「ほわほわブログ」の記事は下記。
ほわほわブログとは?
「ほわほわブログ」は管理人「アイン」氏が運営している時事ニュースや芸能を中心に扱っているトレンドブログ。
今年(2019年)1月から始めたばかりで現在120記事ほど書かれている。
しばしば中身がスカスカになりがちなトレンドブログだが、いくつか「ほわほわブログ」の記事を読んでみると、トレンドを扱うブログにしては内容のある記事を書いているという印象を受けた。
ちなみに「ほわほわブログ」の「ほわほわ」は「HOT WORD HOT WORD(ホットワード・ホットワード)」を略したシャレらしい。