群馬県の太田市で、10数人もの半グレたちが弘道会野内組の栗山組事務所に押しかけて罵倒する動画がツイッターに流れました。
またそれに関して詳細を説明するツイートもあるようです。
群馬県太田でのこの出来事についてまとめました。
群馬県太田市で弘道会野内組栗山組の事務所を 半グレ「ブラット」が挑発の動画
皆さんが上げてるこの動画、ヤクザ側はどう対応するのが正解なんですかね?
ダサいなーって思ってしまうけどこれが正解なのか?後日1人づつ襲うとか? pic.twitter.com/rX3RACb0j6— ・893 (@fight0Japan) August 1, 2019
撮影者(たぶん半グレ側の人間)は車に乗っていたところを降りて撮影したようです。
またこの出来事は2019年7月31日の深夜にあったとのことです。
動画の内容
動画の流れをザっと説明します。
まず半グレらしき集団がヤクザの事務所に押しかけ、「栗山出てこいや!」「ヤクザだろ?出てこいや」などと罵倒しています。
すると聞き取りにくい声ですが、窓から顔を出したヤクザが「お前ら、どこだよ」と何回か尋ねます。
その「所属を尋ねる質問」に対する半グレの答えは「ばばぐみだよ」(?)と、「ブラットだよ」と2種類の返答が聞こえます。
最初の返答は「馬場組」と言っているように聞こえます。
後述する情報によれば、この半グレたちは稲川会に面倒を見られており、面倒を見ていたのは稲川会上州田中一家馬場組であると言われています。
そして2番目の返答の「ブラットだよ」の「ブラット」は、大阪の「アビス」や「アウトセブン」のように、半グレのチーム名のようです。
半グレは「うちの人間やられてんだよ」とも言っているようです。
そこから半グレたちは一度引き揚げながら「言っとけ、ビビリって。喧嘩売んなって」「出てこれねえんだろ?情けねえな、看板下げろよ」「何が栗山だボケ」などと散々言っています。
しかしヤクザがもう一度顔を出す(何か罵った?)と、勢いよく戻って行って、しばらく「出て来いよ!」などと罵倒しています。
最後はグループの先輩格らしき男たちが、ちょうどパトカーのサイレンの音が聞こえる中で「おい、行くぞ」「ほっとけよ、出てこれねえんだから」と言いながら引き上げて終わっています。
下記はこの動画について説明しているツイートです。
正確にはブラットの一部の人達ですよね。
ド⇨ト
今回は馬場組金崎若頭が面倒見てる人達。
前回の太田の祭りでは真鍋組末川さんが面倒見てる人達と聞きました。— Dragon the festival (@chainatown8000) 2019年7月31日
半グレ「ブラット」の面倒を見ている「馬場組」とは、稲川会上州田中一家馬場組であり、そこの「金崎」という若頭が面倒を見ているそうです。
群馬県太田の栗山組
動画の中で半グレに挑発されていた栗山組は、昨年(2018年)六代目山口組から神戸山口組と移籍、また今年(2019年)から六代目山口組に戻ったばかりの組です。
二代目栗山組(くりやまぐみ)は、群馬県太田市新井町81-17に本部を置く暴力団で、六代目山口組の四次団体。上部団体は三代目弘道会・野内組。
◆略歴
栗山幸明は、六代目山口組・二代目章友会舎弟頭補佐であったが、2018年8月、神戸山口組・五代目山健組・誠竜会に渉外委員長として移籍。章友会からは絶縁。
2019年1月、三代目弘道会・野内組に舎弟として移籍。誠竜会からは絶縁。組は解散。2019年2月、野内組との縁組は反故にされ除名されるも一転して加入が認められた。
実弟で、成一会会長栗山良成が組を継承。栗山幸明は、最高顧問に就任。◆栗山組系譜
初 代 – 栗山幸明
二代目 – 栗山良成
◆栗山組組織図
組 長 – 栗山良成(野内組舎弟)
最高顧問 – 栗山幸明
若 頭 – 若林
舎弟頭 – 青木
本部長 –引用:栗山組
半グレ「ブラット」は稲川会が面倒を見ており、 時間を決めて引き揚げた?
この動画について説明しているツイートもありました。
この説明によれば、
ヤクザ側は、六代目山口組・弘道会・野内組・栗山組(四次団体)
半グレは、稲川会が面倒を見ている半グレ
とあります。
さらに半グレは栗山組の事務所が手薄で警察もいることを知った上で押しかけ、栗山組の招集時間が5~6分と知っているために、時間も3分で切り上げると決めていた、としています。
(たしかに動画で最初に活発に罵倒するのはきっかり1分ほどで、一度引き揚げ、もう一度顔を出したヤクザに対して勢いよく戻って行って、また引き上げるまでの時間を入れても2分ほどで収まります)
(またヤクザが顔を出して何か喋っていたのは、招集をかけた組員が集合するまで引き止めておこうとしたのかもしれません)
さらに動画そのものも、SNSに最初に流したのは半グレ側だといいます。
結局、半グレはヤクザの報復を恐れてケツ持ちの稲川会に泣きつき、稲川会のケツ持ちは土下座までして半グレを許してほしいと詫びたそうです。
しかしそれでも許されずに、弘道会野内組栗山組は報復を決め、応援者も現れた、としています。それ以降のことは現在のところ不明です。
『週刊実話』関係者談
『週刊実話』8月22日・29日号の関係記事では、この騒動に関する関係者談として、「野内組傘下の関係者たちが直接やり合わなかったのも、あくまで本職同士ではなかったからじゃないか。すでに沈静化されたとは聞くが、よりによって相手は武闘派の野内組系だ。尾を引く可能性もある」とあります。
そして「尾を引く可能性もある」証拠として、先述の「半グレに告ぐ」というツイートを挙げています。
群馬県太田市の祭りで弘道会と任侠山口組が集結?
この動画ツイートが流れてくる前に流されたツイートにこんなものがありました。
群馬県 太田市
弘道会、約70人
任侠、約60人 pic.twitter.com/cV4K2VzuxI— 白くま会長 (@ShirokumaKaicho) July 14, 2019
昨日、群馬県太田市の祭りで、任侠の組員数十人と、弘道会の野内組、二代目栗山組、野内組二代目塩谷一家が集結し、警察も駆けつける騒ぎがあったようです…
先程の動画は、その時の様子— 白くま会長 (@ShirokumaKaicho) July 14, 2019
もしかしたらこれは、事務所に押しかけた半グレへの報復のために集まった組員で、野内組の応援に任侠山口組が駆けつけたのかと思いましたが、違うようです。
ご苦労様です。
大勢の若い子同士のトラブルがあった様ですね。
若い子同士は相当いた様ですが、駆けつけた現役は野内組約10名と任侠側が約60名、栗山氏と任侠側の話し合いでトラブルは無しにしましょうと収まったようです。
まあ元々は同じ山健ですからね。
しかし若い子は元気があって良いですね。笑— Dragon the festival (@chainatown8000) 2019年7月14日
この祭りについても、先にも引いたツイートではこう説明されています。
正確にはブラットの一部の人達ですよね。
ド⇨ト
今回は馬場組金崎若頭が面倒見てる人達。
前回の太田の祭りでは真鍋組末川さんが面倒見てる人達と聞きました。— Dragon the festival (@chainatown8000) 2019年7月31日
下の名前は知りませんが、太田の任侠山口組真鍋組の末川さんです。
— Dragon the festival (@chainatown8000) 2019年7月31日
このツイートから、任侠山口組の真鍋組の「末川」が面倒を見ていた半グレ(ブラット?)が最初に騒動を起こし、それがきっかけで野内組と任侠山口組の両派が集結したと解釈できそうです。
四代目真鍋組(まなべぐみ)は兵庫県尼崎市戸ノ内町3-32-6に本部を置き大阪府摂津市東別府3-1-19ショーシコン弐番館に本家を置く親睦会で、任侠山口組の二次団体。構成員は約15名。
◆略歴
2015年8月27日、四代目組長池田幸治が六代目山口組から破門。
2017年4月30日、四代目組長池田幸治が神戸山口組から絶縁。
◆真鍋組系譜
初 代 – 真鍋展朗(五代目山口組舎弟)
二代目 – 仲里正秋(六代目山口組若中)
三代目 – 管 和巳(六代目山口組若中)
四代目 – 池田幸治
◆組織図
組 長 – 池田幸治(任侠山口組若頭)
◆執行部
若 頭 – 幅多潤也(二代目池田会会長)
相談役 – 新川宜長
◆若中
組長秘書 – 末川竜二(幸竜会会長)引用:真鍋組
以上になります。