最近知って驚いたことが、マフィア「銀総会」の総長だった参武狼(さぶろう)が、ホーミーKEIのYouTube動画に普通に出ていたことです。
私はこれに衝撃を受けました。
「え?出てんの?」、そして「こんな顔なん?」と。
しかも彼は現在、自身のYouTubeチャンネルまで持っているというのです。
こんなことをいきなり書かれても、参武狼について何も知らない方もいると思うので、ここから参武狼(さぶろう)について私が知った経緯なども絡めながらご紹介したいと思います。
マフィア銀総会の参武狼|現在はYouTuber「さぶろう」になっていた
【参武狼の半生】日本初のマフィア組織「銀総会」で有名
多くの人もそうでしょうが、私もこの人を『ヤクザから狂犬とよばれた男』という本で知りました。これが読んでみるとともかく内容が凄まじい。
ここから参武狼(さぶろう)の半生について、著書の内容とネットで見た情報を総合して、私の記憶に基づいて書きます。
手元に既にその本がないこともあり、けっこうガチで適当なところがあるので間違ってたらスイマセン。
参武狼(さぶろう)はこんな感じの半生だったそうです。
彼は北海道の片田舎の辺鄙な村で生まれました。
そこはあまりに人口が少ないこともあり、グレることすらできないような村だったそうですが、彼は中学か高校に上がってもう少し都会に行ったあたりから悪くなりだします。
それなりに悪くなって幅を利かすようになり、怖い者なしになった参武狼でしたが、そのあたりには超少数精鋭の武闘派暴走族がいたそうで、その存在だけを恐れていました。
その暴走族は10人にも満たない、5~6人のメンバーしかいないのに、彼らが走る時は数百人の族ですら道を開けるほどだったといいます。
ある日、パチンコを打っていた参武狼はたまたま隣に座った兄ちゃんと「出ないねー」「出ねえな」といった会話をかわしたそうです。
ところが別の日、その兄ちゃんがその少数精鋭の武闘派チームのチームジャンパーを着ているのを見かけ、ビビった参武狼は思わず馴れ馴れしい口をきいたことを謝罪します。
それが切っ掛けでそのチームに加入することができ、自分らの代になると自分が頭になることができました。
もとは少数精鋭の武闘派暴走族でしたが、賑やかな方が好きな参武狼はチームのどんどんメンバーを増強し、巨大暴走族になり、つぶしたチームをどんどん併合していきます。
ある時の抗争はこんな感じだったそうです。
チームの頭同士でタイマンを張ることになり、向こうの頭と参武狼が出ていきます。
やりあった挙句、向こうがナイフを出したか何かで、それを取って倒れている相手の掌に突き刺したそうです。
「あれ?」と思って周りを見回すと、周りは完全に引いてシーンとしていたとか。
学校を出ると参武狼は東京に出ますが、仕事がなかなかうまくいきません。
バーで働いていた時に乱暴されそうだった女性を助け、それを見ていた男が「お前に惚れた。金を出すから好きなビジネスをやれ」と申し出ます。
その金で参武狼は「金がすべて」という意味をこめたマフィア組織「銀総会」を作ります。
最盛期には1300人の手下を持ち、ヤクザとは一線を画して行動します。
覚えてる範囲では(むちゃくちゃ適当になりますが)こんなことを書いてた気がします。
- ヤクザの組長とも対等に付き合った。
- たとえば組長に勧められた食い物を「苦手なんで」と断ると、一切そんなことを言われたことがない組長は一瞬フリーズし、その後は面白がって笑っていた。
- ビジネスの取引で敵と銃撃戦を演じた。
- 色んな手下がおり、ある手下は盗みのプロで、盗みに入った家で睡眠中の住民と呼吸を合わせるのだと説明された。(でもそんなことが出来たところで大して偉いわけじゃない、とも)
- 組織内の仲間の女を寝取ったものは片腕を切断する規則があったが、それだけ厳しくしてもその掟を破る者はいた。
ナイフで刺された時の話も印象的でした。
(当たり前ですが)むちゃくちゃ痛かったそうです。
普通引き抜こうとしてしまいますが、直感的に抜いてはいけないような気がして、抜こうとする手下に「絶対に抜くな」と厳命して、刺した状態のままで治療に向かったそうです。
結局、マフィア組織の「銀総会」は組織全体としては約4000千億円ほどの金を稼いだものの、後で出す動画によると、周りが手下ばかりになり「友達が一人もいない」ことが嫌になってやめたといいます。
ちなみに彼がマフィアとして活動したのは22~26歳のたった4年間だったといいます。
「一緒に活動した」という証言者がいないのも、活動の内容もさることながら、この活動年数の少なさも理由なのかもしれません。
参武狼のマフィアをやめるまでの半生はそんな感じです。
その半生をつづった本『ヤクザから狂犬とよばれた男』の煽り文である「邪魔なヤクザは組ごと潰した! 」といった言葉もパンチがきいてます。
そしてこの『ヤクザから狂犬とよばれた男』ですが、なぜかベストセラーになり、本人の語るところによるとおそらく20万部くらい売れたそうです。
「銀総会 参武狼 嘘」
当然ながら、このあまりの内容の破天荒さに「嘘だろ?」と思って疑う人も多いらしく、グーグルの検索キーワードでは「銀総会 参武狼 嘘」といったものが見られます。
この検索ワードで検索したものを私がザっと見たところ、上位に表示されているのは「嘘に決まっている」という読んだ人の印象論でしかないようで、今のところ(たぶん)「嘘だと証明された」とか「嘘だという証拠がある」という話は見つからないようです。
私は割と素直なので、本を読んで疑うということはありませんでしたが、Amazonのレビューでも「検証しようがない話だ」などと文句を言ってる人もいます。
私も確実に真実だとは断定しませんが、しかし何故ある人がすごい体験をしたからといって、後日それを話す時のために証拠を集めて保存しておいたり、迷惑のかかる周辺者の名前を公表しなければならないんでしょうか。
本名は「佐々木三郎」で年齢は48歳か
今回調べてみると、何がソースか分かりませんがウィキペディアで「佐々木三郎」という名前で完全にこの参武狼と一致する情報が掲載されています。(リンク:佐々木三郎)
これが本当なのかどうかは今のところ私には分かりません。
というのも wiki では各記述については出典や典拠を示すようなシステムになっていますが、項目それ自体の典拠、つまり「佐々木三郎」という人物への典拠は示されていないからです。
でも wiki で各記述をいじる程度ならともかく、丸ごとガセの項目を作るのは難しいと思うので、たぶん参武狼の名前は佐々木三郎なんじゃないでしょうか。
ちなみに wiki では「佐々木三郎=参武狼」の誕生年月日については1973年8月28日となっており、そこから計算すると現在の年齢は48歳ということになります。
現在はYouTuber「さぶろう」になっていた
最初にホーミーKEIの動画に出ていたことに驚いたことを書きましたが、それどころか自分のYouTubeチャンネルまで開設しています。
しかしアウトロー的な話は意外と少なく、彼は現在はバイタリーやFXをしているそうで、それの指南などの他、投資、ギャンブルの話題も多いです。
こちらは自己紹介の動画です。
その他
今回調べて見つかった参武狼(さぶろう)のその他の情報です。
参武狼(さぶろう)のブログとInstagram
またアメブロで自身のブログも持っているらしいです。
こっちはInstagramです。
参武狼は「アウトデラックス」に出演していた
というか調べてみてビックリしたんですが、参武狼はマツコとナイナイ矢部がMCを務める「アウトデラックス」に2015年7月30日に出演してたんですね。
こんなの結構なビックニュースで、しかも私は「アウトロー」を主要なテーマにしてるブログ書いてるのに、意外と知らない情報があるもんなんだなぁと思いました。
まぁこの頃はブログやってなかったんで、そのせいもあるでしょうが。
最後に
参武狼の顔を見て思ったんですが、もっと怖い顔してんのかと思ったら、そうでもないですね。
既にカタギ歴17年ぐらいになるそうなので、そのせいかもしれません。
(記事おわり)