【暴走族】怒羅権の由来・意味|鑑別所で考えたことが某組織若頭の提案と一致

怒羅権・チャイニーズドラゴン
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中国残留孤児2世らで結成された暴走族「怒羅権」の初代総長は、その名前の由来について『核心。四回目。』という動画内で語っています。

中国残留孤児2世らが結成した暴走族「怒羅権」といえば、日本人に対する怒り・団結、奪われた権利の回復を意味して名付けられた、というのが通説です。

核心。四回目。

 

しかし初代総長の佐々木秀夫が語るにはそうではないそうです。

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【暴走族】怒羅権の由来・意味|鑑別所で考えたことが某組織若頭の提案と一致

「ドラゴン」と名付けた切っ掛け

当時、佐々木は『少年KING』に1982年から1987年までかけて連載されていた『湘南爆走族』(吉田聡)という漫画が好きでした。

佐々木にはその主人公と仲間5人の絆は自分達7人にソックリだと思えました。

そこで自分たちもチーム名を作ろうと思い立ちます。

「中国といえば龍」と思い、すぐに「ドラゴン」は思いつきました。

創設メンバーの一人「李(リー)」はその佐々木の思いつきに対して、「何がドラゴンだよ(笑)」と馬鹿にしたそうです。

しかし佐々木は「いや、ドラゴンにしよう!」と譲らず、デッキシューズ(靴)に「龍(ドラゴン)」と書いたのが最初でした。

「怒羅権」の漢字を付けるまで

この時点ではまだ「怒羅権」の文字で書かれてはいませんでした。

さらに佐々木が逮捕されて鑑別所にいた時、日本の暴走族である「荒武者」(小岩)の人間と一緒になりました。

小岩 荒武者 総本部

そこで荒武者の人間に「漢字一文字じゃかっこ悪い。ましてやカタカナで『ドラゴン』じゃなおさらだ。ドラゴンならドラゴンで何か意味のある漢字を当てなきゃ」と助言されます。

そこで佐々木は辞書を手に文字を調べ、怒りの「怒」・修羅の「羅」・権利の「権」で、「怒羅権」の文字をつけました。

そして佐々木が鑑別所から出ると、既に西葛西近辺では中国人のグループがヤクザでも主流になっていました。

創設メンバーの一人である李は、その組織の若頭から「ドラゴンじゃかっこ悪いから三文字にしろよ」と言われて三文字を提示されますが、それが佐々木が考えたのとまったく同じ漢字の「怒羅権」でした。

佐々木はそれを李から間接的に聞き、やっぱりそうか、これでピッタリだ、と思ってその三文字の「怒羅権」にすることに決めました。

だから強いて言えば「怒羅権」の名を名付けたのは、佐々木が直接「この名前にしろ」と命じられたわけではないものの、その組織の若頭が名づけたと考えているようです。

怒羅権の意味:一たび怒れば修羅の如くすべての権利を手中に収める

しかしその三文字の意味は、今までよほど親しい後輩を除いて誰にも言わずにきました。

この意味について聞かれると、佐々木はこのように答えます。

中国では日本人としてイジメられ、日本に来たら日本に来たで中国人としてイジメられる、そのような境遇に対する怒りがずっとあった。

要するに自分たちは静かに暮らしたいだけだ、それでも「一たび怒れば修羅の如くすべての権利をわが手中に収める」だろう。

「怒羅権」の文字にはそのような意味を込めたといいます。

佐々木たちが「偽物」と呼ぶ汪楠(わんなん)の説明

一方で佐々木が「偽物」と呼ぶ汪楠(わんなん)は次のように怒羅権の由来を説明しているそうです。

最初は「龍達人」と書いて、「ロンディツォーレン」と読んでいたそうです。

しかし中国では簡体字(かんたいじ)と呼ばれる日本では用いない漢字の書き方をしており、スプレーで落書きしたとしても、他の暴走族から「日本人には読むことができない。意味がない」と言われたといいます。

そこで他の暴走族からの提案でカタカナで「ドラゴン」を名乗りだしますが、日本語が上手ではないために、スプレーでマーキングする時には濁点を忘れて「トラコン」などと書いてしまうこともありました。

さらに「ドラゴン」だけでは一般的すぎるために、漢字に詳しい初期メンバーがこの漢字をあてるようになった、と説明しているそうです。

佐々木はこのような説明を聞き、しばらく沈黙してから少し笑います。

その理由は「よくそこまで(嘘を)考えたな」と思ったからだそうです。

(記事おわり)

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