すき家、くら寿司、セブンイレブンなどの店員によるSNS炎上事件が相次いでいるが、今度はバーミヤンの厨房でタバコを吸う店員の動画が出回って物議をかもしている。
この動画について調べてみた。
バーミヤン店員の炎上動画?
問題の動画はこちら。
この動画は例のごとく、インスタグラムの24時間で消えるストーリーズ機能によって投稿されたものがTwitterに転じて拡散されたもの。
なぜ毎回炎上動画事件はインスタ・ストーリーズが多いのかは謎だが、おそらく24時間で消えるという安心から、きわどい動画でも投稿してしまうのだろう。
そのために「バカッター」と同じく「バカスタグラム」という言葉が流行りつつあるようだ。
また表に大々的に出て炎上するものは一部だけで、実際には24時間のうち特に注目されることもなく、過激な動画だったがそのまま消えていったものもあるのかもしれない。
24時間で消えるなら、誰かしらが動画を保存していなければ拡散しないからだ。
撮影者の意図は?
ところで撮影した人間だが、動画の画面が微妙に揺れるところを見れば、やはり映っている店員とは別の人間(店員)が手動で撮影しているようだ。
しかし気になるのは今までの場合は「き〇がいではないって」(くら寿司)や「くびかくご」(すき家)などの煽りテロップが表示されるところ、これは「頭燃えればいいのに…」というテロップが表示されているということ。



この場合、この動画をインスタに上げた撮影者は、タバコを吸っている店員の普段のルール無視を見咎めて、SNSに上げることで間接的に罰を与えようと思ったのかもしれない。
だとすればタバコを吸っている店員の「頭」は燃えることはなかったが、ネットは目論見通り燃えるのだろうか。
ここ最近、あまりに同種の事件が相次いでおり、徐々に見る側としても感覚が麻痺してきた感じがする。
タバコを吸うメガネ店員は特定されているか?
現時点では、店員は特定されていないようだ。
しかし既に特定しようとする動きはある。
はい、このチンパンジー特定します!
最近飲食店の炎上多すぎだろw#バーミヤン#炎上#特定#拡散希望 pic.twitter.com/uGsUAsDZyT
— zebura特定班 (@IYnSE96RAVeBKC0) 2019年2月9日
バーミヤン運営のすかいらーくが謝罪
バーミヤンを運営する「すかいらーくホールディングス」は、すかいらーくグループの公式ホームページで謝罪している。
当社グループが運営する「バーミヤン」におきまして、昨年2018年3月頃アルバイト従業員が不適切な行為を行ったことが、本日インターネット上への動画掲載により判明いたしました。
お客様には大変不安と不快な思いをさせてしまいましたことを深くお詫び申し上げます。
本件に関与した従業員に対する当該動画を撮影した状況の確認を含む調査の結果、当該動画は昨年2018年3月頃に、深夜のオーダーストップ後、従業員用の食事の調理をしているところを別の従業員が撮影したものであり、調理された料理はお客様には提供されていないことを確認いたしました。
当社グループでは、このたびの事態を厳粛かつ重大に受け止めており、再発防止と信頼回復のため、関係者の厳正な処分とともに法的責任の追及についても検討を行った上で、従業員教育の再徹底についてあらためて取り組んでまいります。
このたびは誠に申し訳ございませんでした。
すかいらーくの説明によれば、動画は昨年の3月とかなり前のものらしい。
また深夜のオーダーストップ後の従業員用の食事、要するに「まかない」のようなものを作っているところだったようだ。当然客には出されていないと説明している。
たしかにそう説明されれば、動画からは一仕事終わった時に特有の雰囲気は感じられる。
また、くら寿司と同じく「法的責任の追及」という訴訟準備を匂わせる言葉がある。

