極限まで美化?中国制作アニメでイケメンのマルクス「領風者」

ネットサーフィンをしていたところ、こんなタイトルの記事を発見。

「カール・マルクス生誕200年記念アニメ、中国で制作決定 マルクスもエンゲルスもイケメンに」

・・・マジで?

いったい如何なる偉丈夫がこれほど魅力的なタイトルの記事をスルーできるだろうか。

さっそく中身を見てみた。

カール・マルクス生誕200年記念アニメ「領風者」

記事は「ねとらぼ」というサイトのもの。

それによれば中国で、「社会主義の父」カール・マルクスの生誕200年を記念したアニメ作品「領風者」が作られ、その中では若き日のマルクスが美形化されて描かれてるんだとか。

ちなみに「領風者」とは「リーダー」という意味なんだそうな。

アニメを作ったのは「中国国産アニメ」事業を推進するビリビリ動画で、「領風者」はアニメ24作品を一挙に発表する大規模イベント「MADE BY BILIBILI」で発表されるものの一つだという。

プロモーションビデオを見れるというのでさっそくクリックしてリンク先に行ってみた。

現れた1分45秒ほどの尺のアニメ動画をスタートすると、素性不明の女が爽やかにタンポポの綿毛を吹いて散らす場面が。

次にマルクスと思しき白人イケメンが中国語をペラペラ喋ることに烈しい違和感を覚える。だがそこは突っ込むことをグッと堪えなければいけない。

何故なら、吹き替えや翻訳とは、その言語が母国語である人以外にとってはきっとある程度不自然に感じられるものだからだ。

我々も英語圏の人間からすれば、妙な英文が書かれたTシャツを着ている時があるだろうし、また我々も妙な漢字を墨で彫って「取返しのつかないことになってる」外人を見て胸騒ぎを覚えることがある。

しかし「取返しのつかないことになってる」というのはあくまでも我々の判断で、我々の国に住むのでもない限り、さほど大きな問題でもないのだ。

とそんなことを考えていると、1分45秒のプロモーションビデオはアッという間に終わってしまった。

感想

マルクスは、極限まで美化とまでは言わなくとも、相当に美化されたイケメンぶりだった。

そして私は、中国はもうマルクスや社会主義など本心ではどうでもいいと思っていると思い込んでいたので、今さらあえてそんなものを作ったことに驚いた。

それとも、「建前は建前で大事」ということなのだろうか。

あるいは、思想的にはもはやどうでもいいが、シンボルとしての利用価値はまだあるということを意味するのだろうか。

いずれにしろ興味深い映像を見ることができた。

若き日のイケメン・マルクスが描かれたアニメ、「領風者」のプロモーションビデオはこちらで見られる。→ビリビリ動画「領風者」PV

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