「アニマルライツセンター」という動物虐待への反対を訴える団体が、ツイッターで酪農家が牛を虐待している漫画を連投ツイートしたことが「悪質なデマ」と叩かれて物議をかもしています。
この漫画はどのようなものなのでしょうか?
またアニマルライツセンターとは?
これらのことを調べてみました。
酪農家が牛を虐待の漫画?
問題の漫画がこちら。
牛乳のひみつ 1
あなたの牛乳、そしてヨーグルトやチーズなどの乳製品は、どこで作られましたか?
知ってください。牛乳の隠された秘密を。https://t.co/59hyV1w6Td#牛乳を考え直そう#RethinkMilk pic.twitter.com/0KWh5J6ysJ— アニマルライツセンター (@animalrights_JP) 2019年6月30日
牛乳のひみつ2
あなたの牛乳、そしてヨーグルトやチーズなどの乳製品は、どこで作られましたか?
知ってください。牛乳の隠された秘密を。https://t.co/59hyV1w6Td#牛乳を考え直そう#RethinkMilk pic.twitter.com/fpfX7TZhNI— アニマルライツセンター (@animalrights_JP) 2019年6月30日
牛乳のひみつ 3
あなたの牛乳、そしてヨーグルトやチーズなどの乳製品は、どこで作られましたか?
知ってください。牛乳の隠された秘密を。https://t.co/59hyV1w6Td#牛乳を考え直そう#RethinkMilk pic.twitter.com/aOMhjWo2i1— アニマルライツセンター (@animalrights_JP) 2019年6月30日
牛乳のひみつ4
あなたの牛乳、そしてヨーグルトやチーズなどの乳製品は、どこで作られましたか?
知ってください。牛乳の隠された秘密を。https://t.co/59hyV1w6Td#牛乳を考え直そう#RethinkMilk pic.twitter.com/kVFuMwBMkc— アニマルライツセンター (@animalrights_JP) 2019年6月30日
この漫画は「牛乳は癌の元(@vegemanga)」というアカウント名の「Natsumi」さんというベジタリアンの漫画家さんが描いたものだということです。
出典:ツイッター
批判の声
これには多くの批判が。
この内容は虚偽の内容です。
元農業高校生として確実に言えます。
身動きの取れない状況というもの自体が間違いです。
牛にストレスがかかれば肉質、乳質に影響が出ます。
怪我、病気があれば獣医に依頼します。
悪質です。削除してください。 https://t.co/jxs4kSZgZQ— かんね (@youskekke) 2019年7月2日
デマを流してまで、私たちを苦しめて楽しいですか?私たちは牛たちを粗末になんかしません。怪我や病気をすれば、獣医さんを呼んで治療します。牛を殴ったところで、私たちにはマイナス要素(人間不信や乳量・乳質に悪影響)にしかなりません。ほとんどの関係者が、牛を大切にしています。 pic.twitter.com/cQZH09tcpQ
— 元ささき (@4047211Milk) 2019年7月1日
特に素手で牛を殴る描写は意味不明という声が多いようです。
逮捕されてもおかしくないですよこれ( ̄▽ ̄;)
良くもまあここまで出来るなと。
牛をぶん殴る酪農家なんて絶対にいません。
その前に素手で牛なんかぶん殴ったら手を骨折します(°▽°)
そして乳牛の牛舎でコンクリ地面なんて有り得ませんから。— HK 初台 賢(はつだい けん) (@hk_seven_seas) 2019年7月1日
牛って男達が何人も集まって引っ張ったり押したりしてもビクともしないくらい重いのにパンチ1発でダメージなんて与えられる訳ないのに
— クロバ (@ClearViceBeetle) 2019年7月2日
ヘビー級ボクサー並みのパンチを繰り出せる漫画家なのかもしれないw
— 灰色と名乗る事実上の形式不明武装多脚砲台 (@haiiro8116) 2019年7月1日
アニマルライツセンターとは?
「アニマルライツセンター」は、「動物虐待、動物からの搾取、動物実験、工場的畜産をなくし、動物との穏やかな共存を目指す」というコンセプトの元、活動している動物愛護団体です。
その活動はかなり古くから行われており、既に31年間の歴史があるといいます。
またこれまでにも何度かその活動で物議をかもすことがあったようです。
- 2000年3月31日に有珠山が噴火した際、4月22日に、アニマルライツセンターの会員2名が住民に委任されたペットを連れ戻すため、無断で避難指定区域だった胆振管内虻田町洞爺湖温泉町に入り、北海道警と虻田町によって厳重抗議される。
- 2002年、順天堂大学に侵入し実験用の犬1匹を盗んだとして、英国の動物愛護団体「ストップ・ハンティンドン・アニマル・クルエルティ (SHAC)」の活動家とともにアニマルライツセンター元代表理事の川口進が逮捕される。(川口進は裁判前に病気で死亡)
- 2014年1月、抗議により、コンビニエンスストアでのフォアグラ弁当の販売が中止させられたことをインターネット上で報告。その他フェイスブックでの報告やテレビでは代表理事が「国際社会の中では残酷というのが定説」などとコメント。ネット上では反発が起こったことをガジェット通信などが報じる。
知識としては少しの勉強は必要かもしれない
酪農家の多くは愛情をもって牛を育ててると思いますので、アニマルライツセンターによる問題の取り上げ方には少し悪意があるように感じます。
それでもアニマルライツセンターは「固有名詞は公開はできませんが従業員が見た内容です」「オーナー自身暴力はいけないと言っていても従わない従業員がおり制御は難しいのではないかとも考えます」と主張しているそうです。
一方で、一部の人がそうであるように、ヴィーガンの主張だからといって無条件に否定するのはどうかと思います。
アニマルライツセンターが紹介しているフォアグラの製造工程などは、たしかに知ると残酷に感じられる部分はあります。
強制給餌=暴力 フォアグラ=虐待 フォアグラを絶対に食べないで! pic.twitter.com/Dxi4EWoXKu
— アニマルライツセンター (@animalrights_JP) June 30, 2019
#フォアグラ はカモを虐待して作られた、脂肪肝の肝臓。結婚式の招待状には「フォアグラは食べられません」と記載してください。https://t.co/jr8Mnd5vkf pic.twitter.com/IZtTCRNaxv
— アニマルライツセンター (@animalrights_JP) July 2, 2019
だからといって動物食をすべて禁止すべきという主張は極端に思えますが、とりあえず製造工程に関する知識だけでも、ある程度知っておいてもいいと思いました。
以上になります。