上田岳弘(芥川賞作家)の経歴は?『ニムロッド』の感想も知りたい

第160回の芥川龍之介賞を、上田岳弘さんの『ニムロッド』と町屋良平さんの『1R1分34秒』の2作品がW受賞したことで話題になっていますね。

ここでは

  1. 上田岳弘さんの経歴
  2. 芥川賞受賞作の『ニムロッド』の感想

この二つを中心にお届けしようと思います。

上田岳弘のプロフィール


出典:https://www.shinchosha.co.jp/writer/4994/

上田 岳弘(うえだ たかひろ)
誕生 1979年2月26日(2019年1月現在39歳)
出身 兵庫県明石市
最終学歴 早稲田大学法学部
活動期間 2013年 –
代表作 『私の恋人』(2015年)
主な受賞歴 新潮新人賞(2013年)
三島由紀夫賞(2015年)
芸術選奨新人賞(2018年)
芥川龍之介賞(2019年)
デビュー作 「太陽」(2013年)

上田岳弘の経歴

上田岳弘さんは早稲田大学卒業後、法人向けソリューションメーカーの立ち上げに参加し、その後役員となりました。

2013年に「太陽」で第45回新潮新人賞を受賞してデビュー。

第28回の三島由紀夫賞の選考において、
又吉直樹さんの『火花』(第153回芥川龍之介賞受賞作)
との決選投票の末、「私の恋人」への授賞が決定しています。

人生で影響を受けた本として、
村上春樹『風の歌を聴け』
ガブリエル・ガルシア=マルケス『百年の孤独』
カート・ヴォネガット『タイタンの妖女』
といったものを挙げているそう。

芥川賞受賞作『ニムロッド』への感想

芥川賞受賞作となった上田岳弘さんの『ニムロッド』は、主人公でシステムエンジニアの中本哲史(なかもとさとし)が、社長に命じられて、仮想通貨のビットコインを採掘する新規事業を一人任されて・・・というお話。

物語の鍵になるのは挫折した小説家志望の同僚、荷室仁から送られてくる謎のメールです。そのメールは「ダメな飛行機コレクション」と題されるもの。

緑の人
読み易かった。仮想通貨など最近のものを取り上げているが、内容としては結構普遍的なものという印象。
群像12月号に載ってる上田岳弘の「ニムロッド」を読んだ。価値が「残らない」ことを恐れないビットコイン文学。大変刹那くて面白かったのでツイート検索してみたけど呟きが殆どない。文芸誌なんて誰も読んでないんだなぁ。
青い人

赤い人
仮想通貨、出生前診断、開発途中で生み出された駄目な飛行機達、全てを手に入れた果ての物悲しさとか。
上田岳弘『ニムロッド』読了。極小の関係性の中での話を描きながら、大きな流れの中にいることを意識させられる。そのソースコードに思考を巡らせつつ、自分を抱え続けることすら難しくなった人。個人と世界は繋がってしまったから。「もう人間は、駄目な飛行機を造れなくなったんだ」。
緑の人

私も読んでいないので詳しいことは分かりませんが、ネット上で出回っている数少ない感想を読む限り、AIや機械文明の極度の完成を見越して、先駆的に思索しておこうという内容のものなのではないかと思えます。

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