東京・歌舞伎町のカラオケ店で1月に起きた男性射殺事件の犯人として、元住吉会組員の阿部勝(あべ・まさる)容疑者(56)が逮捕されたという報道がありました。
この事件と逮捕された阿部勝容疑者について調べました。
阿部勝(元住吉会)の手配写真
こちらが阿部勝の手配写真です。
阿部勝(元住吉会)の顔画像
こちらは逮捕時の画像です。
阿部勝(元住吉会)が殺人の容疑で逮捕
阿部勝容疑者は昭和38年1月2日生まれ、住吉会の3次団体相談役だったそうです。
その阿部勝(あべ・まさる)容疑者(56)は今年1月、東京・歌舞伎町のカラオケ店で、元暴力団員の知人である韓国籍の李興宗(り・こうぞう)さん(65)を射殺した容疑がかけられていました。
阿部勝容疑者は取り調べに対し、「拳銃で心臓を狙って数発撃ち込んだことに間違いない」と容疑を認めているといいます。
逮捕された切っ掛けとして、今月7月11日、江戸川区内の駐車場で阿部容疑者が使っていたと見られる車が見つかり、そこで阿部容疑者が姿を現したということです。
逮捕時の写真では頬に血がついていますが、逮捕しようとしたところ容疑者が暴れて逃走したために警視庁の捜査員十数人で取り押さえたとされているので、その時についた血ではないかと思われます。
血の付き方からして、走って逃げようとしたところ転んで地面で顔を擦りむいたか、もしくは捜査員が地面に押さえつけたのか、という風に見えます。
手提げバッグに、犯行に使われたとみられる複数の弾が入った拳銃1丁を所持していたようです。また産経新聞は「身柄確保時には軽自動車を使用しようとしており、逃走を手助けした人物がいるとみている」としています。
李興宗(韓国籍)殺害の動機は女性トラブル?
被害者は韓国籍の香山興宗こと李興宗(り・こうぞう)さん(65)=台東区千束=ですが、李興宗さんも元住吉会系の暴力団員で、2人は知人であったとされています。
産経新聞によれば、2人は女性に関するトラブルを抱えていたとのことです。
「事件は単純です。事務所当番をしていた容疑者のAが被害者である香山さんと、あるトラブルについて電話で話していて激高したんです。そしてすぐに拳銃を持って事務所を飛び出しました。背景は組織的にみっともない話なのですが、Aが懲役に行っている間に、亡くなった香山さんがAの知り合いの女性を巡っての覚醒剤トラブルです。それ以上は察してください」
(住吉会関係者)とのコメントが関係者から寄せられた。女をシャブ漬けにして、出所したAが怒って殺害したということだろうか……。
引用:トカナ
さらにその女性は、歌舞伎町界隈の暴力団関係者の間では「覚醒剤常用者」として有名で、アンタッチャブルな存在だったといいます。
詳細については今でも分からないものの、幾つかの情報を総合するなら、女性側からの一方的な話を鵜呑みにした阿部容疑者が、被害者の李興宗さんに対して怒って殺害に繋がったとも解釈できます。
一方、歌舞伎町周辺の暴力団関係者の間では、阿部勝容疑者を庇う意見があるのも事実だ。
「阿部勝容疑者がヤバい女の意見を真に受けて動いていたことに対し、軽率という意見もありますが、もし自分がその立場で色々相談されたら、後先考えずにやはり相手を詰めに行くでしょうね。相手は組織から処分されている人間ですからね。さすがに歌舞伎町のど真ん中で拳銃を撃ったりはしませんが」(暴力団関係者)
という声もあるのだが、ほとんどはオリンピックを控える東京で拳銃を撃ち殺人事件を起こした事を非難する声が多い。
引用:トカナ
いずれにしろ、殺害の動機は女性トラブルであった可能性が高いと見られます。
事件後、阿部勝容疑者が所属組織を絶縁されていることもこれを裏付けています。
つまり「組事」(組のための抗争等)ではないのに、「元」住吉会系組員で形式上は堅気である李興宗さんを、世間の耳眼を集める形で殺害したことで絶縁されたのではないかと推測できます。
阿部勝と李興宗はともに元住吉会
阿部勝と李興宗さんについて、もともと所属していた詳しい組織名は不明ですが、
阿部勝容疑者:元・住吉会系・向後睦会傘下の元組員
李興宗さん:元・住吉会系組員
とされています。
また被害者の李興宗さんが住吉会系組織に所属していたのは、殺害の時点で既に20年も前だったといいます。
事件について
2019年1月21日午後6時35分頃、カラオケ店から通報があり、店内4階のエレベーター前でうつぶせになって倒れている李興宗(り・こうぞう)さん(65)が発見されました。
李興宗さんは左胸などに3発の銃弾を受けており、銃弾が5階の個室で見つかったことから、事件現場はこのカラオケ店の5階だと見られていたとのことです。
事件当時、容疑者の阿部勝は覚せい剤取締法違反罪の保釈中だったといいます。
当日事件後の騒然とした現場の動画が残されています。
以上になります。