直近でアウトロー系YouTube界に幾つか際立った変化がありました。
- 怒羅権初代総長佐々木の「正統版・公式チャンネル」の登録者が伸びる。
- KGB内藤裕がYouTubeチャンネルを始める。
- 小山恵吾と西山の揉め事に注目が集まる。
こうした点からアウトロー系ユーチューバー全体に注目が集まっていると思うので、新たにアウトロー系ユーチューバーの登録者数のランキングを作成しました。
これは第3回目の集計になります。
それぞれの元アウトロー・アウトローの肩書やYouTubeチャンネルの特色なども簡単に解説していきます。
幾つか注意点があります。
当ブログは、アウトロー系YouTube界全体を盛り立てていくことで、元アウトローの彼らの社会貢献と更生を支援し、YouTube動画配信という真っ当かつクリーンな方法で収益を得た上で、社会から認知・尊重されることを後押しするものです。
そのため、アウトロー系ユーチューバーでも現役のヤクザの方(そういう方もいるみたいです)はランキングから除外しました。
しかし、当然一定数はそういう方に興味のある人もいると思うので、末尾にそれらのYouTubeチャンネルも含めた登録者数ランキングを備考として用意しています。
具体的には、住吉会系の現役会長とされる『まーたん会長ちゃんねる』や同じく現役組長だとしている『任侠道を重んじる会』(=『鬼龍力也 Rikiya Onitatu』)を除外しました。
また前回はランキングに含めた『あろちゃんねる』を、アウトロー色が薄いという理由で今回からは除外することにいたします。
同じく元ヤンや元不良であっても格闘家など別の肩書を持つ方は除外、有名アウトローであっても更新停止中のものは除外しました。
最終的には当方の主観で「なんとなく除外する」という場合もありますが、勝手ご容赦下さい。
最後に、チャンネルを2つ持っている場合は、多い方のチャンネルと登録者数を基準にします。
- 【第3回】アウトロー系ユーチューバー登録者数ランキング【トップ11+2】
- 第1位『KEI family』チャンネル登録者数 24.3万人
- 第2位『瓜田夫婦』チャンネル登録者数 18.1万人
- 第3位『ゆやまチャンネル』チャンネル登録者数 11.8万人
- 第4位『タイソンチャンネル』チャンネル登録者数 3.49万人
- 第5位『ワルビッシュTV』チャンネル登録者数 3.43万人
- 第6位『KEIGO COYAMA』チャンネル登録者数 3.24万人
- 第7位『竹垣悟チャンネル』チャンネル登録者数 2.08万人
- 第8位『250番』チャンネル登録者数 8790人
- 第9位『内藤ゆたかチャンネル』チャンネル登録者数 6910人
- 第10位『柳川竜二チャンネル』チャンネル登録者数 6240人
- 第11位『正統版 怒羅権列伝初代佐々木秀夫公式チャンネル』チャンネル登録者数 3430人
- 現役のアウトローを含む登録者数ランキング
【第3回】アウトロー系ユーチューバー登録者数ランキング【トップ11+2】
ここから1位から順に出していきます。
- どんな人がしているか。(その元アウトローの肩書)
- YouTubeチャンネルのリンク。
- 炎上・アウトロー色の薄い動画などを除いて一番再生数の多い動画。
- 前回(第2回)の順位
- 前回(第2回)の集計時の登録者数
最低でもこれだけの情報は載せます。
ただし前回の順位については、今回から除外したチャンネルもあるので大体のチャンネルは順位が必然的に上がるか、せいぜい横ばいになる程度という点にご注意ください。
第1位『KEI family』チャンネル登録者数 24.3万人
1位はアメリカの極悪刑務所に収監され、メキシコ系ギャング「チカーノ」の一員になったというエピソードで有名なホーミーKEI(井上ケイ)のYouTubeチャンネル『KEI family』チャンネル登録者数 24.3万人(前回集計時:1位:24.1万人)です。
色々な元アウトローが出演するのが特徴で、基本的にはホーミーKEIと並んで喋るという形式が多いです。
『KEI family』はもともとは田代まさしによる『ブラック・マーシー』チャンネルを後継したもので、その時代の登録者の多くを受けついでいます。
そのため、一番再生回数が多いのも田代まさし出演のものですが、田代は今は出演しないので、ホーミーKEIの一人喋りでもっとも再生回数の多い動画を載せておきます。
第2位『瓜田夫婦』チャンネル登録者数 18.1万人
2位は「アウトローのカリスマ」瓜田純士のYouTubeチャンネル『瓜田夫婦』で、チャンネル登録者数 18.1万人です。(前回集計時:2位:18万人)
アウトロー系は動画編集が荒いものが多いのですが、瓜田のチャンネルは動画編集にアーティスティックなセンスを発揮しており、非常に美しいものも多いです。
また何気ない話をしつつもほとんどの動画は必ずオチのようなものがつく、独特のユーモアでも人気です。下はもっとも再生回数の多い動画です。
第3位『ゆやまチャンネル』チャンネル登録者数 11.8万人
第3位は九州の元暴力団組長・油山(ゆざん)による『ゆやまチャンネル』で、チャンネル登録者数 11.8万人です。(前回集計時:3位:11.7万人)
動画入りの「オイッス!!」「ウッス!!」といった元気な挨拶や、油山のゴリゴリの九州・福岡方言での喋りが印象的なYouTubeチャンネルです。
当ブログの基準によるアウトロー系ユーチューバーで登録者10万を突破しているのは、ここまでのこの3チャンネルのみです。
いうなれば「アウトロー系ユーチューバーの三強」といったところだと思います。
第4位『タイソンチャンネル』チャンネル登録者数 3.49万人
第4位は、地元が所沢で凄まじいハードパンチを持つことから「所沢のタイソン」とあだ名された久保広海によるYouTubeチャンネル『タイソンチャンネル』で、チャンネル登録者数は 3.49万人です。(前回集計時:6位:2.89万人)
前回の集計時にも既に今回6位のYouTubeチャンネル『KEIGO COYAMA』と千人程度の差しかなかったのが、『KEIGO COYAMA』、その上の『ワルビッシュTV』をゴボウ抜きして4位に躍り出ました。
登録者数、順位ともにもっとも伸びたアウトロー系YouTubeチャンネルといっていいと思います。
さらにタイソンはかつて兄貴分だった瓜田純士とのエピソードの真相が語られると噂されている自叙伝『所沢のタイソン』の出版を5月末に控えています。
その出版後にはさらに登録者が増加することが予測できるので、まだまだ優に登録者数が伸びるYouTubeチャンネルといえます。
こちらが再生回数のもっとも多い動画ですが、2位は瓜田とのスパーリングに言及して軽く炎上した動画で、それとほぼ同じ程度の再生回数です。
また最初に述べた通り、こちらの動画に出演しているチーマーKGB元幹部の内藤裕も、最近自分のYouTubeチャンネルを開設しています。
第5位『ワルビッシュTV』チャンネル登録者数 3.43万人
第5位は野球選手ダルビッシュ有の弟で有名なワルだったダルビッシュ翔によるYouTubeチャンネル『ワルビッシュTV』、チャンネル登録者数は 3.43万人です(前回集計時:4位:3.24万人)
最初は過激な動画が多かったようですが、エスカレートしてキリがないという理由から、最近は方向性を変えて真面目な対談などの動画が増えています。
第6位『KEIGO COYAMA』チャンネル登録者数 3.24万人
第6位はチーマー宇田川警備隊6代目総長だった小山恵吾による『KEIGO COYAMA』で、チャンネル登録者数は 3.24万人です(前回集計時:5位:2.9万人)
小山の配信スタイルは関係者の実名を出すなどかなりのブッチャケ型で、自分の携帯番号を公開して視聴者と直接話せるようにしていることが特徴的です。
熱心なファンがいる一方でアンチやエピソードで名前が出された関係者とのトラブルも多く、最近でも鬼面党の西山、宇田川警備隊OBのエスパー(武信)とのトラブルで物議をかもしています。
もっとも再生回数の多いのは瓜田純士とホーミーKEI・所沢のタイソン・油山の揉め事に瓜田サイドの立場で助けることを述べた動画で、31:27頃の「俺が小山恵吾だ!!」という啖呵はファン・アンチ両方の間で有名です。
第7位『竹垣悟チャンネル』チャンネル登録者数 2.08万人
第7位は山口組系組長だった竹垣悟によるYouTubeチャンネル『竹垣悟チャンネル』、チャンネル登録者数は 2.08万人です。(前回集計時:7位:2.01万人)
前歴が前歴なので昔の名高いヤクザの名前・エピソードが登場します。
アウトローウォッチャーでも不良・半グレに関心のあるタイプとヤクザ・本職に関心のあるタイプに大別されますが、後者タイプの人には注目されているチャンネルです。
もっとも再生回数の多いのは九州の元暴力団組長・油山とコラボして、九州ヤクザなどの話題で話している動画です。
第8位『250番』チャンネル登録者数 8790人
第8位は元暴走族で懲役経験のある250番によるYouTubeチャンネル『250番』で、チャンネル登録者数は 8790人です。(前回集計時:8位:8720人)
ここで取り上げているアウトロー系ユーチューバーは、もともとアウトロー現役時から名前を売って有名だった方も多いですが、そうではなく動画内容や他のメディア露出などで地道に伸ばしてきたのがこの250番です。
250番は受刑中に瓜田純士の著書を読んで心を打たれた経験から、瓜田の熱烈なファンとしても知られており、既に共演した経験もあります。
もっとも再生回数が多いのは、駅でパンチのある見た目の人に声をかけてYouTube撮影をしたという動画です。
ちなみに出演者はミュージシャンで、ゴリゴリのタトゥーが入ってますが、250番もそれに劣らないぐらいにゴリゴリのタトゥーがあります。
第9位『内藤ゆたかチャンネル』チャンネル登録者数 6910人
第9位は、千葉の有名なチーマーKGBの元幹部で「人刺し裕」の異名を取った内藤裕(ないとうゆたか)によるYouTubeチャンネル『内藤ゆたかチャンネル』です。
最近YouTubeチャンネルを開設したばかりで、まだ動画数は3つしかないにも関わらず、既にチャンネル登録者数は 6910人となっています。(初登場なので前回の集計はなし)
あらかじめ所沢のタイソンや小山恵吾の動画に出演して注目を集めていたのが功を奏し、出だしから順調に登録者を増やしました。
もっとも再生回数が多いのは、チャンネル開設の挨拶動画です。
他に現在はKGB関係地のロケなどの動画を上げ始めています。
内藤は「人を刺しまくった」とか「俺は頭おかしいから」といった自己アピールがちょっとうるさいですが、それを我慢して見ていると実はとても人間性がいいのが分かります。
(動画配信のスタイルにも向き不向きがありますが)そのため個人的には、視聴者参加型で直接話したりチャットでコミュニケーションを取るものが向いているような気がします。
特に小山恵吾のチャンネル出演時に積極的にチャットを読んだり、それの質問を呼び掛けるシーンが見られたので、たぶんチャットのコミュニケーションは本人も好きなんじゃないでしょうか。
第10位『柳川竜二チャンネル』チャンネル登録者数 6240人
第10位は、80年代に少年ヤクザ金政会を率いた元組長・柳川竜二による『柳川竜二チャンネル』で、チャンネル登録者数は 6240人です。(前回集計時:9位:5750人)
配信スタイルは暴露系・攻撃系で、ホーミーKEI・竹垣悟やその周囲の人間を批判する動画を上げることが多いです。
『柳川竜二チャンネル』は動画編集の技術が非常に稚拙で、というよりかむしろ綺麗に見せようという気が最初からないというべきか、音声が聞き取りづらかったり、変な機械音が急に入ったりして、非常に見づらいという難点があります。
ただ瓜田がホーミーKEIとトラブルになった関係で、瓜田のファンの一部には非常に称賛され、好かれており、実際に柳川自身も瓜田とは旧知の仲です。
もっとも再生回数が多いのも初めてホーミーKEIを本格的に攻撃し始めた動画で、「井上ケイ」として通っていたホーミーKEIの実名らしき名前「小峰圭介」を暴露し、過去に彼に声をかけられたものの「お前、誰や」と相手をしなかったというエピソードを話しています。
第11位『正統版 怒羅権列伝初代佐々木秀夫公式チャンネル』チャンネル登録者数 3430人
第11位は、中国残留孤児2世らで結成された暴走族「怒羅権」の初代総長である佐々木秀夫(ジャン・ロンシン)の『正統版 怒羅権列伝初代佐々木秀夫公式チャンネル』で、チャンネル登録者数は 3430人です。(前回集計時:12位:1010人)
佐々木は他に日常的な雑事も動画にするYouTubeチャンネル『ロンシンロンシン』(チャンネル登録者数 2640人:前回集計時1420人)も持っていましたが、こちらの『正統版 怒羅権列伝初代佐々木秀夫公式チャンネル』はだいぶ内容が異なります。
『正統版』の方は、最終的には自分の経験の書籍化も視野に入れ、また佐々木が「偽物」と呼ぶ汪楠(ワンナン)が、間違って語ったとする怒羅権の歴史を正そうという意図で開始されました。「正統版」という文言はそのためです。
そのために『正統版』ではかなりテーマ性のはっきりした動画を上げており、『ロンシンロンシン』の方は登録者数の伸びがいまいちだったのですが、『正統版』は登録者数も順調に伸び、旧チャンネルの『ロンシンロンシン』の登録者数を追い抜きました。
もっとも再生回数が多いのは、チャンネル開設時にこれからのチャンネル運営の方針などを語った動画です。
現役のアウトローを含む登録者数ランキング
現役のアウトロー(現役の暴力団組長)のYouTubeチャンネルは私が知る限りでは2つあります。
一つは住吉会系の現役組長による『まーたん会長ちゃんねる』(チャンネル登録者数 2490人)です。
もう一つは東京・池袋に本拠を置くとされる鬼龍組(おにたつぐみ)の組長による『任侠道を重んじる会』(チャンネル登録者数 2670人。新チャンネルは『鬼龍力也 Rikiya Onitatu』登録者数 1420人)です。
この2つのチャンネルを含めた登録者数ランキングは次の通り。
- 『KEI family』チャンネル登録者数 24.3万人
- 『瓜田夫婦』チャンネル登録者数 18.1万人
- 『ゆやまチャンネル』チャンネル登録者数 11.8万人
- 『タイソンチャンネル』チャンネル登録者数 3.49万人
- 『ワルビッシュTV』チャンネル登録者数 3.43万人
- 『KEIGO COYAMA』チャンネル登録者数 3.24万人
- 『竹垣悟チャンネル』チャンネル登録者数 2.08万人
- 『250番』チャンネル登録者数 8790人
- 『内藤ゆたかチャンネル』チャンネル登録者数 6910人
- 『柳川竜二チャンネル』チャンネル登録者数 6240人
- 『正統版 怒羅権列伝初代佐々木秀夫公式チャンネル』チャンネル登録者数 3430人
- 『任侠道を重んじる会』チャンネル登録者数 2670人
- 『まーたん会長ちゃんねる』チャンネル登録者数 2490人
(記事おわり)